高市総理大臣は15日、滞在中のローマで取材に応じ、アメリカとイランが戦闘終結で合意したことについて、「事態の収束に向けた大きな一歩であると歓迎する」と述べた。
アメリカとイランは19日にスイスで戦闘終結に関する覚書への署名式を行い、イランが事実上封鎖している海運の要衝ホルムズ海峡を開放し、アメリカもイランの港湾に対して軍が行っている海上封鎖を解除することで一致している。
高市総理は、「ホルムズ海峡における自由で安全な航行が実際に確保されることが大事だ」と述べるとともに、「イランの核問題についても最終的な合意が一日も早く実現することが大事だ」と強調した。
14日にイギリスでスターマー首相と会談し、15日にはイタリアのメローニ首相と会談する高市総理は、イギリス・イタリア・フランス・ドイツの4カ国首脳がアメリカとイランの戦闘終結合意を受けて発表した「イランの核開発に関する措置に応じてイランへの制裁を解除する用意がある」などとする共同声明について、「昨夜深夜、共同声明に日本も参加してほしいという申し入れがあった」と明かしたうえで「参加する」と表明した。
英仏独伊4カ国の共同声明は、「ホルムズ海峡の無条件で制限のない航行の自由を、確保したうえで早急に再開する必要がある」と強調し、そのために「機雷除去などを含めて役割を果たす」などともしているが、高市総理は共同声明への参加は明言したものの、機雷除去作業に自衛隊を派遣する可能性については触れなかった。