福岡県議会への批判の高まりを受け、11日に記者会見を行った蔵内議長。
反省を口にする一方、強気な姿勢も見られました。
県議会のほかの議員たちはどう受け止めたのでしょうか。
6月定例会が開会中の福岡県議会です。
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「日程に従い、代表質問を行います」
議事の進行を担うのは、蔵内勇夫議長。
高額な海外視察や取材制限の検討など県議会への批判が高まる中、11日、記者クラブからの要請に応じ会見に臨みました。
去年のハワイ視察で、高級ホテルへの宿泊やビジネスクラスの航空券など、県議1人あたりの費用が約300万円に及んだことについては…
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長(11日の会見)
「今後、透明性を高めるべきであると、費用対効果をしっかり考えなきゃならない。高額だったから必要ではないということは私は考えません」
海外視察の経費は2023年度からの3年間で総額2億8000万円あまりに及ぶことが11日に明らかにされました。
会見では、報告書の早期公表、内容の改善に取り組むとした蔵内議長。
一方で、今年4月に県議会が初めて公開し、ほかの地方議会と比べ、内容が不十分との指摘もある6ページのエジプトと11ページの中国の報告書については、強気の回答でした。
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長(11日の会見)
「中国の報告書は、あれで十分だと思います。私はかなり主体的に中国政府と交渉している」
Q.もう1件のエジプトは不十分という認識?
「エジプトの方?エジプトはこれまで通りの報告書だったの?だとすれば、不十分でしょうね」
Q.中身についてはご確認されていない?
「はい」
会見では、こんな一幕も…
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長(11日の会見)
「私、海外旅行は続けます。この考え、一切変わることはごぜいません。あ、すいません、海外旅行じゃなく、海外活動です」
5月に発覚し、批判的な報道が相次いだ議会棟での取材制限の検討については…
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長(11日の会見)
「県議会での取材ルールは各会派対応となりました。自民党福岡県議団においては、特段のルールは設けず、可能な限り対応する」
1時間半に及んだ記者会見。
県議会議員たちの反応は-
◆自民党県議団 松尾統章 会長(12日)
「(海外視察については)高額だったと思います。県民の皆さまが怒るのもごもっとも。県民に対しての説明責任、反省も踏まえ、きちっとやっていかないと」
◆公明党福岡県議団 新開昌彦 団長(12日)
「(蔵内議長は)端的に答えられたのではないかと思う」
Q.県議会は変わっていく?
「変わらないといけないですね。古い」
服部知事は…
◆福岡県 服部誠太郎 知事(12日)
「県職員の負担を減らすためにも議会改革を進めていくとおっしゃった。我々、執行部側としても職員の意見を聞いて、見直し、改革すべき事柄を抜本的に改革していく」
11日の会見で、蔵内議長は こう締めくくりました。
◆福岡県議会 蔵内勇夫 議長
「こうやって皆さんと話すことができたのは、私にとって、非常にありがたいと思っています」
謝罪や反省を示す場面があった一方で、強気な姿勢を崩さなかった蔵内議長ですが、問題の1つである「パーティー券の購入」については次のように発言しました。
福岡県の職員でつくる「部課長会」が県議会議長や副議長の政治資金パーティー券を組織的に購入していたもので、服部知事が長年にわたる「議会への忖度」を認めていました。
これに関して、蔵内議長は11日の会見で、忖度させるような言動は「したことがない」と否定しました。
その上で、「部課長会の存在は知らなかった。私は一度も案内を出したことはない」と強調して、今後は議員説明や挨拶といった「過剰な対応は廃止して職員の負担を軽減する」と話しています。