12日午後、大阪市役所で始まった法定協議会。大阪市を廃止して複数の特別区に再編するいわゆる「大阪都構想」の制度設計について、話し合うのですが...
【記者リポート】「参加しているのは維新のメンバーのみで、野党会派の7席が空席となっています」
「大阪都構想」に反対している自民や公明などの議員にも協議会の席が割り当てられていましたが、「都構想ありきの話し合いに参加する必要はない」として不参加を表明したのです。
【吉村洋文 大阪府知事】「副首都にふさわしい統治機構のあり方、その設計図をこの場で作り上げていきたい」
■特別区の区割り案が提示
初回のきょう=12日の協議会に提案されたのは、私たちの生活にも直結する区割りの案でした。
大阪市を廃止してできる特別区ひとつあたりの人口が政令指定都市並みの3区程度、中核市並みの8区程度、東京と同程度の12区程度、そして現在の大阪市の行政区と同じ24区を維持する、4つの案が提案されました。
この案を土台に維新“だけ”で議論が進められていくことになります。
■当時の松井府知事「やれる言うんやったら答えてみーや、答えてみいや、お前」
都構想に反対する勢力も参加していた過去の協議会はどのようなものだったのか?
1回目の住民投票の設計図を協議した2014年の法廷協議会では、都構想に反対する自民の委員が「大阪市を廃止しなくても、大阪市と府が連携すれば、二重行政を解消できる」と訴えたことに当時の松井知事が声を荒げる場面もありました。
【松井一郎大阪府知事(当時)】「(二重行政で)僕(知事)が市長のやりたいことに対して『議案を出しません。予算もつけません』そのときどうやってやるんですか。それ答えてください。
答えてよ。やれる言うんやったら答えてみーや、答えてみいや、お前。
よう答えへん。これが二重行政、二元行政。一番おかしいとこなんです」
さらに維新側が、都構想に反対する野党議員を協議会から外し、維新議員への差し替えを強行。野党側が激しく反発し、“泥仕合”となっていた歴史がありました。
■今回は粛々と
うって変わって、粛々と進む今回の協議会。
同じころ、公明党市議団の控室では、議員がモニターで協議会を見守っていました
【吉村知事】「自民党と公明党が会議をボイコットしている議論を戦わせすべきだと思っていてボイコットするのは違うんじゃないか」
【西徳人 公明党大阪市議団幹事長】「ボイコットって、すり替えでしょうね、我々は来てくれんなって言われてる立場ですから…
議論してる中身については場所が違うだけで維新の会の本部で話されている内容と同じだと思いますけどね」
■「不公平」「言いたいことあるなら直接言えばいい」
“賛成派”だけで都構想の議論が進められることに街の人の声は様々です。
(Q:維新しか参加していないが?)
【街の人】「それ不公平ですよね。維新の間で通ってしまうじゃないですか。」
【街の人】「(自公が参加しないのは)良くない。言いたいことがあるなら来て直接言えばいいやん」
【街の人】「(都構想に)全然賛成です。反対する理由がない。大阪の悪いイメージも変わればいいかな」
維新は来年春にも3度目の住民投票を行いたい考えです。
(関西テレビ「newsランナー」2026年6月12日放送)