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プレスリリース配信元:エン株式会社
エン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:越智通勝)が運営するフリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』(https://freelance-start.com/)は、ITフリーランス人材を活用する企業515社を対象に「ITフリーランスに関する実態調査」を実施しました。下記、調査結果を紹介いたします。
また、本レポートの作成にご協力いただいたITフリーランスエージェント各社のコメントも記載した「2026年版 ITフリーランス市場調査レポート」も公開しており、どなたでも無料でご覧いただけます。

レポートはこちら ▶ 2026年版 ITフリーランス市場調査レポート
調査結果 目次
- ITフリーランス業界の市場規模と人材動向- ITフリーランスを活用する企業の動向
- ITフリーランスエージェントの動向
調査結果 詳細
1:ITフリーランスの動向(図1~2)【図1】ITフリーランス業界の市場規模と人材動向

【図2】ITフリーランスの人口予測

令和4年就業構造基本調査(※)に基づくフリーランス人口データ(図2)に、独自に算出した平均報酬額や成長シナリオを掛け合わせることで、ITフリーランス市場規模を推計しました。その結果、2026年の市場規模は1兆2,209億円に達すると予測しており、2016年(7,641億円)と比べ約1.6倍に拡大すると想定しています。
この10年間の拡大を支えた主因は、企業のDX推進とSaaSを軸とした新興IT 企業の急成長によるIT人材需要の高まりに加え、コロナ禍を契機としたリモートワーク定着によるDX対応の加速です。こうした環境下でフリーランスとして活動するIT人材の裾野は一段と広がりました。
一方、米国を中心にグローバル企業でエンジニアの削減・採用抑制が進む背景には、AIエージェントの急速な実用化があります。コーディングやテスト工程の一部がAIで代替可能となり、人月モデルの有効性が問い直される中、市場が求める人材像は「量から質」へとシフトしつつあります。
今後は高度なスキルを持つデジタル人材のフリーランス化が一段と加速し、自らのスキルを最大限に発揮できるプロジェクトを主体的に選択する動きが広がると見込まれます。デジタル人材におけるフリーランス比率は2031年に15.5%を超え、市場規模は1兆3,795 億円に到達すると予測されますが、国内人口減少に伴い供給は高止まりし、ITフリーランス人口は2028年以降伸びが緩やかになり、2031 年には約172,873人でほぼ横ばいとなる見通しです。結果として、市場はポジティブな成長を続けつつも、急拡大期から緩やかな成長への移行局面に入ると考えられます。(当社独自試算)
※令和4年就業構造基本調査 https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kall.pdf
2:ITフリーランスを活用する企業の動向(図3~12)
【図3】ITフリーランスの活用状況

企業の6割以上が「今後(も)活用は増やしたい」(66.4%)と回答。ITフリーランス人材の活用に対する企業の高い意欲がうかがえました。
【図4】ITフリーランス人材の活用満足度

ITフリーランス人材の活用満足度については76.9%が「満足している」と回答しました(満足している:33.8%、やや満足している:43.1%)。
【図5】ITフリーランスの活用目的(複数回答可/上位5つのみ抜粋)

ITフリーランスの活用目的の最多は「特定の開発スキルを持ったエンジニアが見つかったため」(50.7%)でした。次いで「特定の業界経験を持ったエンジニアが見つかったため」(45.2%)、「正社員での採用がうまくいかないため」(30.7%)が続きました。
【図6】ITフリーランスに求める勤務スタイル

ITフリーランスに対して求めている勤務スタイルとして、最も多かったのは「リモート中心(週1~2回出社)」(51.5%)で、「出社中心(週3~4回出社)」(42.1%)、「フルリモート(24.7%)」が続きました。
【図7】開発現場における生成AIの活用方針

開発現場における生成AIの活用については、4割以上の企業が「業務効率化のため、活用を強く推奨・必須としている」(42.7%)と回答しました。「セキュリティルールを守った上であれば活用を許可している」(48.0%)と合わせると、9割以上の企業が生成AIの活用に前向きであることが明らかになりました。
【図8】ITフリーランス活用における課題・悩み

ITフリーランス活用における課題・悩みとして、最も多かったのは「契約終了・離脱のリスク(定着率の低さ)」(47.6%)で、「情報セキュリティ管理の難しさ」(47.4%)、「スキルやパフォーマンスのミスマッチ」(46.6%)が続きました。
【図9】ITフリーランスへの発注単価の変化

「賃上げや物価高のトレンドにより、ITフリーランスへの月次発注単価はどう変わりましたか?」という質問に対しては、「上がった(50,001 円以上)」(17.1%)と「上がった(1円~50,000円)」(55.7%)を合わせると、7割以上の企業が単価が上がったと回答しました。
【図10】ITフリーランスの正社員転換

「活躍しているITフリーランスに対して、正社員への転換をオファーすることはありますか?」という質問については、「制度として積極的に行なっている」(30.5%)、「制度はないが、個別にオファーすることはある」(46.0%)と、7割以上の企業で正社員転換の可能性があることが分かりました。
【図11】ITフリーランスの契約終了理由

ITフリーランスの契約更新を見送った(契約終了した)理由として、最も多かったのは「報告・連絡・相談などのコミュニケーションに難があった」(48.0%)で、「期待した成果物・スキルレベルに達していなかった」(39.2%)、「チームのカルチャーや雰囲気に馴染めなかった」(37.5%)が続きました。
【図12】「週5日フルタイム」以外の稼働について

「『週5日フルタイム』以外の稼働(週3~4日や時短など)の受け入れは可能ですか?」という質問に対し、最も多かった回答は「現在は週5日(フル稼働)が必須だが、今後は週3~4日や時短などの受け入れもしていきたい」(31.3%)でした。
3:ITフリーランスエージェントの動向(図13)
【図13】ITフリーランスエージェント 市場規模予測

令和4年就業構造基本調査(※)に基づくフリーランス人口データに、独自に算出したITフリーランスエージェント利用率、平均受注額、成長シナリオを掛け合わせることで、ITフリーランスエージェントの市場規模を推計しました。ITフリーランスと企業を仲介するフリーランスエージェント事業を行なう企業数は増加傾向にあり、企業の豊富なIT人材需要とIT人材のフリーランス化を希望する人材の増加に伴い、市場は着実に拡大していると推察しています。
2016年には919億円だった市場規模は、2026年には3,345億円(成長率364%)に到達すると推測しています。さらに、2031年には4,870億円の市場規模となると予測されており、エージェントが単なる仲介業者ではなく、フリーランスと企業双方にとっての「基盤サービス」として定着しつつあることがうかがえます。実際には、フリーランス側の案件探索や条件交渉の負荷を軽減するとともに、企業側では候補者の探索・スクリーニングからマッチング、契約管理まで、一連のプロセス効率化の役割を担っています。他方で、国内の労働人口減少の影響により、IT人材全体の供給量は今後大きくは増えず、高止まりする可能性があります。
その一方で、DXの本格化や業務の高度化を背景に、ハイスキルなデジタル人材に対するニーズは一段と強まると予想されます。量的な確保が難しくなるなかで、必要なスキルを備えた人材をいかに見極め、適切なプロジェクトにアサインするかが、企業の競争力を左右するポイントとなるでしょう。
このように、市場の重心が「量から質」へ移る局面においては、スキルセットの精緻な評価や中長期的なキャリア設計の支援を通じて、高度かつ的確なマッチングを実現できるエージェントの価値が一層高まります。結果として、ITフリーランスエージェント市場は急成長期から安定成長フェーズへ移行しながらも、その機能的・戦略的な重要度は今後さらに増していくと考えられます。
※令和4年就業構造基本調査 https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2022/pdf/kall.pdf
調査責任者 コメント
本レポートでは、IT人材領域におけるフリーランス市場、そしてその主要なプレイヤーであるフリーランスエージェントに焦点を当て、詳細な市場分析を行ないました。本調査にご協力いただいたITフリーランスを受け入れている企業の皆様、そしてフリーランスエージェントの皆様には改めて深く感謝申し上げます。IT 人材の活用というテーマは、生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化により、大きな変革期を迎えています。開発プロセスや組織構造が変化する中で、人材に求められる役割も確実に変わりつつあります。IT人材自体は今後も人不足が続くものの、その役割や求められる業務内容の変化は着実に進んでいくでしょう。
そうした中で、即戦力としてのフリーランス人材への需要は依然として高い水準にありますが、その中身は変化しています。単に人員数をそろえる人月モデルから、高い生産性と専門性を持つ人材への集中という質的転換が本格化しつつあります。
また、国内の人口が減少する中で、IT人材そのものの供給も今後高止まりになるとみています。その影響はフリーランス市場にも及び、これまでのような急成長から、より緩やかな成長へと移行していくと見込んでいます。とはいえ、引き続き豊富なDX需要と産業構造の変化が市場の下支えとなり、フリーランス市場は引き続きポジティブな市場であることに変わりはありません。
また、高度なスキルを持つデジタル人材の需要が高まる中、人材の確保や見極めには高度なマッチングが必要となるため、フリーランスエージェントの存在意義と役割は一層重要性を増していくとみています。拡大する市場の中で、今後の動向をどのように分析し、対応していくかは極めて重要です。当社としても、引き続き市場分析を継続していくとともに、フリーランスエージェント事業を行う事業者と密接に連携し、業界の健全な発展に向けてより良いサービスの向上とマーケットの明確な定義に貢献できるよう努めていきたいと考えています。本レポートが、皆様の事業活動における意思決定の一助となれば幸いです。
(フリーランス支援事業部 相場 敏行)

【調査要領】
ITフリーランスを活用する企業動向
■調査期間:2026年3月23日~3月24日
■調査方法:株式会社マクロミルによるネットリサーチ
■有効回答数:515名
■調査対象:ITフリーランスを活用している企業に所属する、ITフリーランス活用の採用・導入・判断意思決定者
フリーランスエンジニア向け案件検索エンジン『フリーランススタート』 https://freelance-start.com/

2018年よりサービス展開。日本で最も多くのフリーランスエンジニア向け案件が掲載されている、国内最大級の案件検索エンジンです。フリーランスエンジニア向けの案件情報を、開発言語や単価、勤務地、案件の特徴など細かい希望条件をもとに横断検索。応募までワンストップで完結できます。さらに、案件を紹介するエージェントのクチコミ・評判も確認可能。最も自分にマッチする案件探しを支援します。
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