独創的で市場性のある優れた事業を展開する企業に贈られる『中国地域ニュービジネス大賞』の表彰式が松江市で行われました。
大賞など上位6社のうち5社を鳥取・島根両県の企業が占めました。
今回で34回目となる『中国地域ニュービジネス大賞』は新規事業の育成を図るため、独創的で市場性のある優れた事業を展開する中国地方の企業に贈られます。
松江市で表彰式が行われ、受賞した6つの企業に賞状などが贈られました。
今回、33件の応募の中から大賞に選ばれたのは、松江市の日本庭園「由志園」が開発した「人工雲海システム」。
夏場の暑さ対策として8年前、導入したミストシャワーをもとに大手ノズルメーカーと「雲海演出システム」を共同開発、長年培った庭園技術とあわせて全国展開する新しいビジネスモデルは先進的で独自性があり、伝統的な日本庭園の観光資源としての価値を高めたと評価されました。
由志園・門脇栄一社長:
観光施設は全国にもありますし、世界の部分も広げていったらまだ可能性があると思いますので、大根島・由志園行商の精神で全国展開していきたいと思っています。
このほか、山陰の企業では大賞に次ぐ「優秀賞」に無人駅を活用した、国内初のクラフトビール醸造所を開設した江津市の石見麦酒など、島根県の2社が選ばれました。
また、特別賞には、生体に近い質感と反応を再現する次世代医療シミュレーター「mikoto(みこと)」を、鳥大附属病院と共同開発した米子市の大学発ベンチャー「R0(アールゼロ)」など両県の2社が選ばれました。
この賞で5社が入賞したのは、山陰両県では過去最多です。