広島市安佐北区で、クマが住宅地のそばのトンネルを駆け抜ける衝撃映像が撮影されました。地域では今年4月以降、約20件もの目撃情報が寄せられており、改めて警戒が呼びかけられています。
トンネルを爆走、茂みへ消えた
6月7日午前5時ごろ、安佐北区安佐町の岡田トンネル内を1頭のクマが駆け抜けていく様子が撮影されました。トンネルを出たクマは近くのフェンスをよじ登り、周辺の茂みへ姿を消しました。現場にはクマとみられる足跡も残されており、現時点でけが人の報告はありません。目撃した住民は「実際に見たのは初めて。朝仕事に行く前と夜寝る前の戸締まりに今以上に敏感になる」と驚きを隠せない様子でした。
今年4月から約20件の目撃
安佐北区では今回の目撃が初めてではなく、前日の6日にも情報が寄せられています。今年4月以降、すでに約20件もの目撃情報が集まっており、地域全体での継続的な注意が求められています。
動物公園にも野生クマが出現
目撃現場から約1.7キロの距離にある安佐動物公園でも、先月末に野生のツキノワグマが園内カメラに映り、西園の一部が閉鎖されました。担当の林技師は「映像だけでは同一個体か判断できない。後ろから車が迫る状況でクマも恐怖を感じ、逃げようとしていたのでは」と話しています。
専門家が勧める「鉢合わせ」回避術
林技師によると、「あらかじめ音を鳴らして存在を知らせるなど、出会い頭、急に出会わないよう注意することしか出来ない」といいます。山間部や茂みの近くを歩く際は、音を出して突然の遭遇を防ぐことが有効です。
生活圏のすぐそばまでクマが接近している現実が、今回の映像で改めて浮き彫りになりました。安佐北区では目撃情報が増加傾向にあります。お出かけの際は鈴など音の出るアイテムを携帯し、十分にご注意ください。
テレビ新広島
