2026年6月1日、福島県喜多方市の笹正宗酒造を襲った火災で、酒蔵や倉庫など約3000平方メートルが焼けた。蔵に残っていた約2万5000本分とみられる日本酒も焼失。造りの道具まですべてを失ってしまった中、いま蔵の再建に向けて支援の輪が広がっている。

■日本酒ファンから応援の声
6月6日・7日に福島県郡山市で行われたグルメイベントでは、笹正宗のブースに続々と人が訪れていた。
来場者からは「有名な酒蔵。全焼してしまったのはちょっと悲しくて、早く復興してほしいなっていう気持ちできょう来ました」という声や、京都から訪れたという人は「絶対頑張ってほしいなと思って。絶対声かけようと思って、まず最初に笹正宗ブースに行った。何とか頑張ってくださいっていう感じ」との声が聞かれた。

■みんなに愛されている酒蔵
ブースに立ったのは、福島県内の酒店スタッフ。
提供する日本酒は火事で失ってしまったため、各地の酒店から何とか集めて、用意したという。
渡辺宗太商店の渡辺宗太郎さんは「思っていた以上に笹正宗ってみんなに愛されていたんだなっていうのを思いながらやっていました」と語る。

■客と酒蔵つなぐ酒店の思い
福島市の酒店・越後屋に設置された募金箱。
水田博社長は「少しでも元気を出していただきたいというのもありますし、『また再建して頑張ってほしい』というお客様の思いをお伝えしたいなっていう思いもあるい」と話す。
火災の翌日から集まった義援金は、すでに6万円以上にも達しているという。
また越後屋で扱う、笹正宗の日本酒は完売してしまったという。水田社長は「皆さん飲んで応援っていうこともあるんでしょうけど、2~3日で完売した」という。
水田社長は「架け橋じゃないですけど、お客様のお気持ちを汲んで、私達は蔵元にお伝えして、蔵元になんとか本当にいい酒をまた作ってほしいという思いでいっぱいです」と話した。

いま酒蔵には、義援金を届けるために訪れる人が後を絶たないという。義援金は福島県酒造協同組合のホームページでも受け付けている。組合によると、8日午前の時点で、すでに600万円を超える金額が集まっていて、毎日増え続けているそうだ。
『笹正宗』再建へ…その思いが、全国に広まっている。

福島テレビ
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