愛媛県大洲市のゴミ収集業の許可を取り消さないことを巡る市議会議員の収賄事件で、市は5日、行政指導をした業者は昨年度あったものの「許可を取り消すような事案はなかった」との認識を示しました。市役所には警察の家宅捜索が入り、市議会議員の男は送検されるなど、働きかけの実態や動機など本格的な追及が始まります。
あっせん収賄の疑いで送検されたのは、大洲市北只に住む市議会議員・村上常雄容疑者(67)です。
警察の調べによりますと、村上容疑者は去年9月下旬、廃棄物処理業者から「収集運搬業の許可が取り消しを受けないよう依頼を受け、市の担当者に働きかけをした見返りに、賄賂100万円を受け取った疑いがもたれています。
大洲市によりますと、昨年度で家庭ゴミに事業所の廃棄物が混ざっていたケースは2件。いずれも同じ業者で6月に口頭注意、9月に改善勧告の行政指導をしたことを明らかにしました。また「収集業の許可を取り消すような事案ではなかった」としています。ただ今回の捜査対象の業者と同一かは「断定できない」としています。
大洲市総務部・中島清和部長:
「村上議員におかれましては古参の議員であります。発言は影響的に少なからずあるものと考えております。こういう事態になったことは大変重いものだと受け止めています」
警察はこれまでに村上容疑者の自宅を家宅捜索しパソコンなどを押収。大洲市役所には7日夕方に家宅捜索に入っていて、業者の贈賄の疑いも視野に詳しい経緯を調べています。
村上容疑者は身柄を松山地検に送られ、働きかけの実態や動機など本格的な追及が始まります。
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