福岡市の産婦人科クリニックで、医師免許を持たずに医療行為を行った医師法違反の疑いで、ペルー国籍の男性(60代)と院長(70代)の男性2人が書類送検された。出産後に大量出血し、命の危険に晒された女性と夫が当時の状況を語った。

医師らしく振舞っていたペルー人

「出産が近いというタイミングで、助産師さんを除いて1番に駆けつけたのが、ペルー人の外国人だったので…。医師らしく振舞っていたのは凄く覚えています。もう本当に死ななくて良かったっていうことだけですね」。

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2023年8月、出産時の辛い記憶を振り返る女性。福岡市中央区の産婦人科クリニックで出産した際、医師と思っていた60代のペルー国籍の男性は、実は、医師免許を持たずに医療行為を行っていたと話す。

親族撮影の映像が語る“医療行為”

出産時の様子を親族が撮影した映像を見ると、ペルー国籍の男性が、女性の腹部を押して圧迫している様子が確認できる。

出産後、女性は大量出血し、別の病院に救急搬送された。その後、3日間、集中治療室で治療を受けたという。

搬送の際、医師が同伴していないことを指摘されたことがきっかけで、ペルー国籍男性の“無免許”が分かったという。

告発を受けて捜査にあたった警察は、2026年6月5日、このペルー国籍の男性と男性が免許を持っていないことを知りながら医療行為をさせていたとして、70代の男性院長を医師法違反の疑いで書類送検した。

院長「医療行為ではなく助手」

男性院長は5月、TNCの取材に対し「ペルー国籍の男性に医師免許がなかったのは事実だが、医療行為ではなく、助手をしてもらっただけ」とコメント。

一方、女性の夫は、「妻と子供2人の命が奪われなかったのは、たまたまだと思う。分娩は、母子ともに万全を期していても死亡するリスクは高いので、よくそんな無責任なことを続けられる、続けてきたなと思う」と憤りを露わにした。

また、自らが予想もしない危険な出産を経験した女性は、「これから当該のクリニックで出産する予定になっている方を思うと、不安にさせてしまうことを申し訳なく思うが、私の体験を多くの人に知ってもらうことで、本当に信頼できる病院を受診しようという心構えで病院を探して欲しい」と率直な気持ちを語った。

なお、男性院長の説明によると、「ペルー国籍の男性は、2年以上前にクリニックを辞め帰国した」ということだ。

(テレビ西日本)

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