南シナ海に熱帯低気圧が発生し、今後、梅雨前線と合わさることで西日本を中心に大雨をもたらすおそれがあります。
関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」では、片平敦気象予報士が今後の見通しと注意点を詳しく解説しました。
■”台風のたまご”とは? フィリピン西方に熱帯低気圧
台風は”発達した熱帯低気圧”です。その熱帯低気圧が現在、南シナ海のフィリピン西方に姿を現しています。
片平気象予報士は「熱帯低気圧というのは熱帯の湿った空気の塊。これが梅雨前線と一緒になりながら近づいてくると、梅雨前線が大雨を降らせるような、雨を強めるような心配があります」と指摘しました。
■台風にはならない見通し ただし梅雨前線への影響が懸念
今回の熱帯低気圧は、台風には発達しない見通しです。
ただし、明日=5日には台湾付近へ、あさって=6日には東シナ海へと進んでくる予想です。その移動の中で、日本列島に停滞する梅雨前線に接近するため、前線の活動が活発化するおそれがあります。
片平気象予報士は「その前に雨がたくさん降っていれば降っているほど、少しの雨でも危なくなる」として、この熱帯低気圧の動きに注意を呼びかけました。
■日曜〜月曜日にかけて大雨のおそれ 西日本を中心に要注意
6日(土)午前10時頃には、北海道に別の雨雲が接近する見込みです。
そして、この熱帯低気圧とも連動する形で、梅雨前線が日曜日(7日)頃から西側を起点に再び北上してくる予想です。
片平気象予報士は「この日曜日から月曜日(8日)にかけての雨は要注意と思っておいてほしい」と強調しました。大雨になるおそれがあるとして、早めの備えを促しています。
■きょう(6月4日)、近畿・中国・九州北部が梅雨入り
梅雨前線はすでに北上を続けており、きょう=4日、近畿地方・中国地方・九州北部が梅雨入りしました。
あす=5日は西日本を中心に雨のところが多く、特に午前中は雨が続く見込みです。大阪の最高気温は27度と予想され、雨の中でも気温が高く、蒸し暑さが増しそうです。
東日本は雲の多い天気ながら、関東地方には雨雲はかからない見通しです。ただ、静岡や名古屋付近では、にわか雨の可能性があるとのことです。
■関東の梅雨入りも近いが「あすは雨雲かからない」
片平気象予報士は「この流れだと、東京もほどなく梅雨入りだと思います」と述べつつも、あす=5日の時点では雨雲は東海地方(静岡付近)より東へは広がらない見通しとして、「関東地方ではまだ梅雨入りとは言いにくい」との見解を示しました。
一方、北日本では晴れの天気が広がりやすく、特に旭川では最低気温12度・最高気温27度と、朝晩と日中の気温差が大きくなる見込みです。服装での体温調節が必要です。
今後、熱帯低気圧の動向と梅雨前線の北上のタイミングによっては、大雨の影響が広がる可能性があります。
最新の気象情報を随時確認し、日曜日から月曜日にかけて、西日本を中心に大雨への備えが重要です。
※6月4日午後3時現在の情報
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月4日放送)