北海道・旭川市で起きた女子高校生殺害事件。
3日、主犯格の女の母親が出廷し、「娘の証言を信じています」と語りました。

法廷内に入った際、頭を90度以上、下げた女。
殺人などの罪に問われている内田梨瑚被告(23)です。

3日の公判で内田被告の母親が証言台に立ち、「娘の証言を信じる」などと話しました。

内田被告は2024年、当時17歳の女子高校生を、共犯の女と監禁・暴行したうえ、北海道・旭川市の橋から転落させ殺害したなどの罪に問われています。

3日の公判で検察側は、まず女子高校生を監禁した際の暴力行為について追及しました。

検察側:
被害者を殴ったりした?

内田被告:
はい。

検察側:
警察の取り調べで、怒りをどう説明したか覚えていますか?

内田被告:
警察官に話したのは、「ナイフがあったら刺したいと思った」。

その後、検察側が集中的に質問したのは、女子高校生が橋から落下した際の状況です。

5月25日の公判では、証人として出廷した共犯の女が、「内田被告が橋の欄干に女子高校生を立たせ、両手で押した」などと証言していました。

一方、内田被告は「橋から戻る時に、叫び声と『ダン』という音が聞こえた」などと説明。
双方の主張に食い違いが生じていました。

検察側は3日の被告人質問で、改めて質問しました。

検察側:
被害者を欄干に座らせて、危険な目に遭わせたのはなぜですか?

内田被告:
バランスを取っていないと落ちてしまうからです。

検察側:
あえてそのような状態において、助からないのは分かっていた。

内田被告:
はい。

検察側:
人が死ぬ可能性があると分かっていたのでは。

内田被告:
はい。

検察側:
それは殺意があるのだと思いませんか?

内田被告:
今は思います。

検察側:
今は思うんですか?

こう検察側が詰め寄ると、内田被告は沈黙したあと…。

内田被告:
当時は殺意があって(欄干の上に)座らせていたり体を押したりしていたわけではないですが、今はそんなに危険な事をしていたので、殺意があったんじゃないかと言われるのは当然だと思います。

午後には内田被告の母親が弁護側の証人として出廷。
幼少期の思い出や、自身と同じ会社で勤務した娘の様子を話すと、内田被告は目に涙を浮かべ聞いていました。

また、弁護人から事件が起きた背景を問われた母親は、「後先を考えずに、自分の欲求のために周りを振り回して間違った行動を取ったと思います」と説明しました。

面会した際の内田被告について、女子高校生と遺族に対し「謝罪し、反省している様子」などと述べる一方、共犯の女と食い違っている部分については、「梨瑚の証言を信じています」と証言しました。