「ありえない数字になってます」そう担当者が口にするほど、売れ行きが跳ね上がった商品がある。福井・小浜市の道の駅で販売されている「若狭宇宙鯖缶」だ。4月の販売数は前年同月の40倍を記録し、5月はさらにそれを上回る勢いだという。背景にあるのは、“月9ドラマ効果”だった。

ドラマの“ロケ地巡り”が自然発生

小浜市の調べでは、2026年のゴールデンウィーク期間(12日間)の市内への観光客数は、約4万人。前年の約2万7400人から1万人以上の増加で、増加率は147.3%に達した。

GWの観光客数(小浜市)
GWの観光客数(小浜市)
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市内にある「道の駅若狭小浜」や「御食国若狭おばま食文化館」など、市が調査対象とした3カ所すべてで入り込み者数が増加した。

1話で北村匠海さん演じる主人公が叫んだ場所
1話で北村匠海さん演じる主人公が叫んだ場所

小浜市といえば、現在放送中の月9ドラマ「サバ缶、宇宙へ行く」の舞台として注目されている。ドラマ撮影に使われた場所を訪ね歩く“ロケ地巡り”が自然発生的に生まれ、観光客の回遊を促している。

小浜市の杉本和範市長
小浜市の杉本和範市長

杉本和範市長は「ドラマで地域の良さがしっかり伝わっている」といい“月9ドラマ効果”を口にする。

高校生が開発の鯖缶が一躍、ヒット商品に

こうした観光客増加の波に乗り、もう一つ注目を集めているのが「若狭宇宙鯖缶」だ。若狭高校の生徒らが開発したもので、市内の道の駅などで販売されている。

その4月の販売数は約2000個。前年同月と比較すると、実に40倍という驚異的な売れ行きだ。5月はゴールデンウィークの追い風もあり、さらに上回る勢いで推移しているという。

道の駅のスタッフも驚く売れ行き
道の駅のスタッフも驚く売れ行き

道の駅の担当者は「5月はゴールデンウィークがあったこともあり3000個を上回る勢いで、ありえない数字になっています」と驚きを隠さない。

サバ缶の販売コーナー
サバ缶の販売コーナー

このブームを受け、道の駅はオリジナルのポップを作成したりサバ缶を手に写真を撮れるコーナーを設けたりと、来訪者が楽しめる仕掛けを整えている。

ドラマ終了後も効果持続へ

ドラマ効果を一時的なものに終わらせないため、小浜市はドラマの放送終了後にも、衣装や美術品などを紹介する特別展の開催を予定。あわせてロケ地マップの作成も進める方針だ。

月9ドラマの効果継続へ
月9ドラマの効果継続へ

これらの取り組みのために市は6月補正予算案に270万円を計上し“サバ缶効果”を持続させたいとしている。

福井テレビ
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