千葉県船橋市の公園で今、大量の放置自転車が問題となっている。駅に近い立地を背景に、通勤・通学利用者による長時間駐輪が常態化し、公園内は駐輪場のような状態になっていた。市は看板などで注意を呼びかけてきたものの改善は進まず、8月から放置自転車の禁止区域に指定し、即日撤去できるようにする方針だ。
公園が“無断駐輪場”に 深刻化する放置自転車問題
千葉県船橋市にある公園でいま、頭を悩ませる問題が起きていた。

記者リポート:
こちらに自転車駐輪禁止の警告の看板があるにも関わらず、公園内にはすでに10台以上の自転車が勝手に止められています。
それは、大量の“放置自転車”だ。

記者リポート:
公園の出入り口なんですが、通路にも自転車とバイクが止められている状態です。

午後になると、公園の至る所に自転車や原付バイクなどが放置され、その数約50台、いずれも駐輪場ではなかった。
公園では、くっきりと轍(わだち)が残っていて、雨が降った後からも自転車を止めた跡が残されていた。雨に濡れても気にしない…まるで“駐輪場”と化してしまった公園。
なぜ多くの自転車が公園に放置されるのか。

利用者に話を聞くと、「会社に行くため」「暑くて歩けない」「止める場所がない」などの理由が聞かれた。

ここ「勝間田公園」は、JRや私鉄の駅まで徒歩約5分という利便性の高い場所にあり、そのため、通勤や通学の途中で長時間駐輪する人が多いという。

船橋市によると、災害時の避難や消防活動に支障をきたす恐れがあるとして、「自転車の放置や乗り入れを禁止する」と公園のルールで定められている。
看板や張り紙などで自転車の放置禁止を呼びかけるも“いたちごっこ状態”が続いているという。
市の担当者は、撤去出来ないワケを次のように語る。

船橋市の担当者:
(放置から)7日間経てば撤去できるんですけども、朝、張り紙をするんですけども、夕方には乗って帰って張り紙を剥がして、また次の日止められてしまうような形で、効果が一向に出ないという状況がありました。
駐輪場には空きも…市は即日撤去可能な禁止区域へ
「止める場所がない」という利用者の声がある中、本当に自転車を止める場所がないのか?イット!が探してみると、公園から徒歩約5分の西船橋駅近くに市営駐輪場があり、1日100円で利用できることが確認できた。

さらに、駐輪場を見てみると、約200台分の空きがある状態だという。

こうした状況を受け、船橋市は8月1日から「勝間田公園」を放置自転車禁止区域に指定することを決定した。禁止区域に指定されることで、放置自転車を発見した場合は即日撤去が可能になるという。

船橋市の担当者:
“置いたら撤去されてしまいますよ”っていうところで抑止力が働いて、結果公園の利用者が安心して利用できるっていうところを目的に今回禁止区域にさせていただきたいと考えております。
放置自転車ゼロを目指し、市は8月以降、定期的に撤去を行っていくとしている。
(「イット!」7月17日放送より)

