台風6号は2日夕方、九州に最も接近していて、宮崎県では初の「危険警報」も発表されています。
樋口康弘気象予報士と見ていきます。
榎並大二郎キャスター:
まずは台風6号の最新の進路です。台風は現在、鹿児島県の東の海上を北上していますが、このあとの進路はどうなりそうですか?
樋口康弘気象予報士:
このまま台風が東寄りに進路をとっていくことになりそうです。特徴としては、予報円の間隔がだいぶ広がってきています。というのは、これから速度を上げることを示唆しているんです。ですので強風域がかかっていないエリア、東海であったり関東でも、これから急激に影響が出てくるということが想定されています。
榎並大二郎キャスター:
では各地の様子を見ていきましょう。宮崎・広渡川の2日午後の様子です。宮崎県では南部を流れる広渡川と酒谷川にレベル4の氾濫危険警報が出ました。樋口さん、防災気象情報が新しくなってから初めてレベル4が出されましたね?
樋口康弘気象予報士:
レベル4というのは、避難を始めてくださいというわけではなく、避難が完了していないといけないという情報なんです。危険な場所から直ちに避難することが求められます。日南市では氾濫の警戒が必要になってきそうですね。
榎並大二郎キャスター:
自治体の指示に従って適切に行動されてください。
続いて、台風がこのあと接近する高知・室戸市の様子です。海岸に白波が打ち寄せているのが分かります。
樋口康弘気象予報士:
高知県はお昼ごろから急激に風も強まり、波が高くなっているという状況なんですね。現在、線状降水帯の予測情報も発表されているので、雨に加え風もさらに強まる恐れがあります。
榎並大二郎キャスター:
線状降水帯の発生予測ですが、現在、広い範囲に出ていますね。
樋口康弘気象予報士:
そうですね、そして先ほど夕方になって、最新の情報で奈良県にも追加されている状況です。静岡から宮崎にかけて線状降水帯が予想されています。線状降水帯がかかると1~2時間で急激に状況が悪化し、災害のリスクがかなり高くなるということなので、ぜひ、警戒をしてください。
榎並大二郎キャスター:
災害級の大雨に警戒が必要ですが、このあとの雨と風の予想を見ていきましょう。
樋口康弘気象予報士:
この時間、九州は雨のピークとなっていて、台風本体の雨雲が高知・近畿・東海エリア、そして日付が変わるころには東海から関東へと移ってきます。3日の早朝、関東は大荒れの天気が予想されています。3日午後になると台風本体の雨雲は抜けますが、吹き返しで北風がかなり強まることが予想されます。
榎並大二郎キャスター:
抜けてからも警戒が必要だということですね。関東は3日の通勤・通学の時間帯に直撃する予想です。詳しく見ていきます。
樋口康弘気象予報士:
関東も夜明け前から激しい雨が降ってきて、3日の早朝から通勤時間帯が一番のピークとみています。加えて風も強まっているので、横殴りの雨が予想されています。3日の少なくとも午前中を中心に、日中帯は雨と風への警戒をしていただきたいです。3日に予想される雨量ですが、千葉県や茨城県で1時間に70mm、東京や神奈川でも1時間に50mmとなっています。1時間に50mmというのは災害のリスクが高まる雨量と考えていただきたいと思います。
山崎夕貴キャスター:
通勤・通学の時間帯ということで、交通への影響も心配ですね。
榎並大二郎キャスター:
3日午前8時の雨の予想に鉄道の路線を重ねてみます。
東北新幹線や東海道新幹線など各新幹線の沿線で警報級の大雨となりそうです。そして在来線でも、東京都内を走る中央線、神奈川県内を走る東海道線が雨の強まるエリアと重なる予想となっています。
遠藤玲子キャスター:
すでに首都圏の一部の在来線では、始発から運転取りやめを発表しているところもありますが、樋口さん、鉄道への影響というのはさらに広がりそうですか?
樋口康弘気象予報士:
拡大するとみてよさそうですね。交通への影響は大きくなるんですけど、瞬間風速で30メートルを超えるようなことがあれば運転を見合わせる目安なんですが、3日は35メートルが予想されているので、こういった影響が大きく出てくると見ています。
榎並大二郎キャスター:
東海道新幹線は2日・3日ともに計画運休は実施しないということですが、状況次第では運休の可能性もあるということです。