OHKのカメラが収めた岡山・香川の懐かしの映像で、ふるさとの歴史を振り返ります。今回は1983年(昭和58年)5月30日に高松市で撮影された映像です。
高松市役所ではこの日、「平和の群像」除幕式が行われました。脇信男高松市長(当時)の挨拶の後、子供たちらが引き綱を引くと3人の女性を模した銅像が姿を現しました。
市の記録によりますと、「平和の群像」は高松市制施行90周年記念事業の一環として、高松商工会議所の綾田整治会頭(当時)から平和の像(仮称)建設について脇市長への申し入れが行われたのを機に、元東京芸術大学教授の菊池一雄氏によって、市民から寄せられた浄財をもとに制作。明るく住みよいまちづくりをめざし1980年に制定された「高松市民のねがい」に沿って、整備が決まっていた高松市中央公園の一角に建設することになりました。
1945年7月の高松空襲で無残な廃墟となったまちなみ、空襲犠牲者の遺族がどのような思いで生きてきたかに思いをはせ、戦災犠牲者の霊と遺族に捧げようと制作された「平和の群像」。平和のシンボルともいわれる「オリーブ」と、みかんを持って手をつないでいる女性3人の像は、平和で明るい豊かな郷土・高松の象徴ということで、市民の投票で「あけぼの」と名づけられ、86年2月まで高松市役所に仮安置されました。
「平和の群像」は同年4月5日の高松市中央公園の開園以降、40年以上にわたり市民に親しまれました。中央公園では現在リニューアル工事が行われていて、現在は像の周りに入ることはできませんが、27年8月ごろには、再び見学が可能になる見込みです。