トラック不足対策の一手としての鉄道貨物
トラックドライバー不足を背景に、自動車輸送から鉄道などへの転換(モーダルシフト)への関心が高まる中、JR貨物広島支店は物流事業者を対象に鉄道コンテナ輸送の説明見学会を開催した。現場での運用や仕組み、その魅力を参加者に示すことを目的としたものである。
広島貨物ターミナルで現場確認
見学会は広島貨物ターミナルで実施された。ターミナルは東西約1.8キロに及び、1日あたり約670個のコンテナを取り扱っている。会場では宇都宮発の貨物列車が到着し、北海道から鹿児島まで連なる路線網が運用されている様子が確認できた。参加者はコンテナや荷役作業を直接観察し、現場担当者から運用に関する説明を受けた。
説明で示された主な特徴
説明会では次の点が挙げられた。
・大量輸送:最大650トンと一度に多くの貨物を運ぶことができる
・定時性:道路渋滞の影響を受けにくく、比較的安定した輸送が可能
・低CO2排出:輸送単位当たりのCO₂排出量がトラック輸送に比べ約1/10に抑えられる。
参加者と関係者の発言
参加者の一人は「実際に見てイメージが湧いたので検討したい」と述べた。広島貨物ターミナル駅の久保井唯文駅長は、鉄道輸送の利点が十分に周知されていないと指摘し、認知拡大に取り組む意向を示した。中国運輸局 交通政策部の藤井利佳次長は、見学会を契機にモーダルシフトや物流の効率化に取り組んでほしいと述べている。
テレビ新広島