JA福井県五連の宮田幸一会長は26日、農家に前払いされる今年のコメの概算金について、生産コストの目安である玄米60キロあたり2万535円を下回らないようにしたいとの考えを示しました。
今年4月、生産者や卸などが関わる米穀安定供給確保支援機構は、生産コストの目安として、玄米60キロあたり2万535円という指標を公表しました。
JA県五連の宮田幸一会長は26日の定例会見で、今年のコメの概算金について、少なくともこの指標を下回らない価格水準を意識したいと考えを示しました。
なおJA福井県では、去年、コシヒカリの概算金を60キロあたり2万9000円としています。
その上で、今年の新米の店頭価格について宮田会長は「5キロ当たり3400円、3500円あたりに落ち着くのかなと思っている。それをベースに取り引きができれば消費者も生産者も納得する価格になるのではないか」としました。
ただ、中東情勢の悪化を背景に、農業用ビニールなど一部の資材の欠品や肥料の値上がりするなど、今後、生産コストは上がる可能性があるとしています。
概算金の決定時期については「コメ価格の動向を見極める」などとして明言を避けました。
ただ、今年6月末から7月末にかけてのコメの在庫については「かつてないほど大きい」としていて、コメ余りによる今年の新米価格への影響に懸念を示しました。