いよいよ花火大会や夏祭りのシーズン。花火大会といえば、古くから日本人にはなじみのある「浴衣」ですが、実はその着方は年々変化し、いま再ブームが来ているといわれています。福井県内の店でトレンドを取材しました。
武田祐季アナウンサー:
「色とりどりの浴衣が並んでいて、見ているだけでときめいちゃいます。いま、若者を中心に浴衣の再ブームがきています!」
福井市のショッピングシティ・ベルでは、浴衣の売り場を去年の1.5倍に拡大しました。
浴衣の再ブームがきているわけは―
ベルの谷頭理央さんは「いままでは一般的な浴衣しかなかったのが、セパレートタイプを取り入れたことによって売り上げが伸びたことが要因ではないか」と話します。
花火大会や夏祭りで浴衣が着たくても着付けが難しくて諦めてしまう人、多いのではないでしょうか。
5年ほど前から普及し始めた、キャミワンピースの上から羽織るだけで簡単に浴衣を楽しむことができる商品や、上下が分かれているセパレート型の浴衣。いまでは売り場の7割を占めています。
時代の変化とともに着付けができる人が減る中、セパレート型の普及が進んだことで「浴衣離れ」に歯止めがかかり、売り上げは上昇傾向となっています。
さらに「昔ながらの浴衣を現代風にアレンジしながら着ていただくのがおすすめ」だといいます。
レースの足袋にぽこぽこ素材のミニバッグなど、浴衣と一緒に身に着ける小物の種類も豊富です。
また、浴衣の印象を左右する帯も近年トレンドが変化しています。
国内の浴衣帯シェアナンバー1を誇る坂井市の小杉織物では、毎シーズン100種類以上の新たな帯をデザイン。中でも今年のトレンドは「透け感」です。
小杉織物の中島優理子さんは「最近とても暑くなっているので、浴衣も透け感のある素材が多いが、帯も一緒に透け感のある素材にしている」と話します。
特に斬新なのが細かいラメが織り込まれた生地にメッシュ生地を重ねた帯。メッシュ部分は昭和初期に主流だった紋紗という伝統的な織り方です。去年、廃業した県外の機屋から取り寄せた機械を量産用にアレンジ。その機械を使って新たに開発した帯です。
武田祐季アナウンサー:
「今日は特別に今年のトレンドを詰め込んだ浴衣をコーディネートしていただきました。このオレンジのお花がとっても可愛らしくて、全体的に明るい印象です」
白基調の帯が雰囲気を締めすぎず、温かい印象を与えてくれます。
中島さん:
「新商品の、ラメが少し透けて見えるようなメッシュ織りをした紋紗という帯をコーディネートさせていただきました。“大人可愛く”仕上げております」
他にも生地に凹凸があり立体感と軽さの出る帯がトレンド。近年の猛暑を受け、体感はもちろん、見た目も涼やかなものが人気です。
さらに帯の結び方にも変化が―
「最近は少し大人っぽく着たいという方が多い。単純に、リボン結びをするのではなく、帯の端っこをペタペタと出すような形で、少し大人っぽく結ぶようなのが流行っている」
昔ながらの浴衣も、あえて少し崩した帯の結び方で現代風に「抜け感」を出すのもOK。文字通り、型にとらわれない浴衣や帯が今年のトレンドです。
自分らしい浴衣姿で今年の夏を満喫してみてはいかがでしょうか?
