コンゴ民主共和国を中心に広がるエボラ出血熱について、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、「流行の拡大速度が対応を上回っている」と述べ、強い危機感を示しました。
テドロス事務局長は25日、アフリカCDC=疾病対策センターとのオンライン会合で、「流行の拡大速度がわれわれの対応を上回っている」と述べ、感染の発見が遅れ、対応が後手に回っているとの認識を示しました。
WHOによりますと、コンゴ民主共和国では、感染が確認された人が101人、感染が疑われる人は900人を超え、感染疑いを含む死者は220人に上っています。
隣国ウガンダでも、感染者5人と死者1人が確認されていて、テドロス氏は、コンゴと国境を接する国々に対し、直ちに対策を取るよう呼びかけました。
一方、今回広がっている「ブンディブギョ型」については、承認されたワクチンや治療薬がなく、政府軍と反政府勢力の戦闘による治安悪化も、対応を難しくしています。
テドロス氏は、「状況は改善する前にさらに悪化するだろう」としたうえで、26日に現地入りする考えを示しています。