日本では2人に1人ががんを経験するとされる中、がんに関する心配事について気軽に立ち寄れる相談の場が百貨店にオープンしました。
19日、さいたま市で開かれたがん啓発イベント。
登壇したサッカー元日本代表の本田圭佑さんが「早期発見と遅れてしまった場合で5年間生きられる割合の差は?①特に変わらない②約2倍生存率が高い③約5倍生存率が高い④約10倍生存率が高い」という質問を投げかけていました。
正解は「④約10倍生存率が高い」です。
がん検査の必要性は理解していても“時間がない”“採血や検査の痛みが怖い”など、なかなか一歩を踏み出せない人も少なくないはず。
こうした現状を変えようと、イベントを主催した企業が19日に初めて開設したのが「マイシグナルショップ」という、がん検診について気軽に相談できる対面型の店舗です。
百貨店に開設することで、仕事帰りや買い物のついでの相談を促したい考えです。
体験している番組スタッフ:
胃の調子が良くないなというのはある…。
専門スタッフ:
塩辛いもの、しょっぱいものはお好きですか?
体験している番組スタッフ:
はい。好きです。
専門スタッフ:
お伺いしていると、やはり代表的な胃がんのリスクになることは大体されていらっしゃる。
体の気になるところや生活習慣の悩みなどについて、がん研究者監修の専門プログラムを修了したスタッフが対応します。
検査を無理に勧めるのではなく疑問や不安を解消し、納得した意思決定と早期発見につながる行動を後押しします。
開設から1週間で、すでに80件ほどの相談を受けているといいます。
50代の主婦からは「気楽。買い物ついでにではないが、病院とかだと行きたくても予約や時間が(かかる)。(駅が近くて)ありがたい」といった声が聞かれました。
また、すい臓がんなど10種のがんのリスクが解析できる尿検査キット「マイシグナル」も販売していて、病院に行かなくても、自宅で尿を採取して郵送するだけで3週間から4週間後に結果を受け取ることができます。
これまでもドラッグストアなどで購入できましたが、使い方やがんへの不安を相談できる場がなく、問い合わせの電話が多く寄せられたことから今回リアルな店舗の開設につながりました。
厚生労働省によるがん検診の受診率はおおむね40%から50%台で推移していて、国が掲げる60%の目標値に達していないのが現状です。
Craif・市川裕樹CTO:
2人に1人はがんになってしまう。誰にとっても人ごとではない。みんなががん対策の行動変容ができる社会をつくっていきたい。そのきっかけが検査やこういった店舗であったり、色んなイベントで知ってもらう機会であったり、そういった機会を増やしていきたい。