北海道内では例年、5月の大型連休が終わったこの時期から、山菜採りの遭難が相次ぐ。
いったい、なぜ遭難してしまうのだろうか。
緑が一斉に芽吹き始めた5月の山林には、山菜を目当てに続々と人がやってくる。

「タケノコがあればいいなと」(山菜採りに来た人)
みずみずしいタケノコがたくさん採れている。
「採るのも好きですけど、タケノコご飯や油炒めにしますね」(山菜採りに来た人)
遭難した人は5月から6月にかけてが最も多い
北海道内では山菜採りが本格化する中、5月9日までに4人が遭難し、そのうち、北海道北部の士別市では、80代の男性が死亡した。

過去5年をみると、北海道内で遭難した人は、5月から6月にかけてが最も多くなっている。
なぜこの時期に?どのように遭難?記者が体験
なぜこの時期に、山菜採りでの遭難が相次ぐのだろうか。
「大型連休明けから6月中旬には特にタケノコ採りで遭難する方がいる」(厚別警察署北広島交番 熊井敏光所長)
旬を迎えたタケノコを採っている最中に、遭難してしまう人が多いという。

では、どのようにして遭難してしまうのか。
警察立ち合いの元、記者が体験してみた。
「道警の指導の元、笹やぶにはいってみます」
「分け入っても分け入っても青いやぶですね、ツタが絡まりました」
「笹やぶで同じような景色が続きますね」(いずれも川瀬雄也記者)

視界をさえぎる笹やぶは、背丈が2メートルほど。
周りを笹やぶに囲まれると目印もなく、方向が分からなくなる。
警察によると、山菜採りでの遭難は、約8割が山菜を探すことに夢中になり、山奥に入って方向を見失うことが原因だという。
山菜採りの時には、どんな備えが大切なのだろうか?
山菜採りに出かける際に気をつけてほしいこと
山菜採りに出かける際に気をつけてほしいことをまとめた。

・携帯電話やホイッスルなど音の出るものを持つ
→自分の居場所を知らせるため
・単独行動を避け、複数人で行動を
→山菜取りに集中してはぐれないように
・目立つ服装を
→赤や白などその時期の山になさそうな色を着るのがポイント
仮に迷った時も周りから見つけやすくなる
単独行動はせず、注意を払いながら安全に楽しんでほしい。