日本人の主な死因である脳や心臓の病気につながる最も主要な原因とされる高血圧。高血圧の患者は約4300万人に上るが、そのうち45%が未治療のままだという。自覚症状がないまま悪化する「サイレントキラー」ともいわれ、専門家は生活習慣の見直しを呼びかけている。
「症状が出ないまま健康状態が悪化」
5月17日は「高血圧の日」だった。皆さん、血圧のことを気にしているだろうか。
40代:
あんまり血圧血圧っていうのは、そこまで(考えてない)。
40代:
健康診断で引っかかるギリギリくらい。

日本人の三大死因、脳や心臓の病気を引き起こす最も主要な原因とされる高血圧。患者は約4300万人と推計される一方、そのうちの45%は未治療といわれている。
そして高血圧にはある特徴があるという。

田園都市高血圧クリニックかなえ・米山喜平院長:
症状が出なくてどんどん健康状態が悪くなっていくことが一番怖い。私たちは「サイレントキラー」と言うんですが。
そう話すのは、高血圧治療を専門とする「田園都市高血圧クリニックかなえ」の米山喜平院長だ。クリニックにはこの日も年代を問わず、100人以上が来院した。
田園都市高血圧クリニックかなえ・米山喜平院長:
塩分摂取量が7.9gだったので若干減塩、6g以下が目標なので。減塩だけ頑張ってもらうと安心。

自覚症状がないまま放置すると、動脈硬化が進み、脳卒中や心臓病などにつながる恐れもあるという。
「田園都市高血圧クリニックかなえ」では食事の管理、体質改善、ダイエットなど人それぞれの原因を突き止め、治療を進めているという。
2カ月前から高血圧で通院を始めた女性の診察を見せてもらった。

田園都市高血圧クリニックかなえ・米山喜平院長:
これが実際の波形、呼吸が止まっちゃうの。そして今のSpO2がどどどどって下がってしまう。そうすると体の中が夜になると低酸素になって血圧が上がる。
社会的な背景影響することも
この日は睡眠時無呼吸症候群の診断結果を受け、投薬治療の継続と追加の検査を行うことになった。
40代:
健康診断で引っかかって初めて。あまりにも(血圧の)数値が高かったので、知らないうちにそんなことになっていたことに驚いて、命の危険を感じた。

生活を振り返ってみると、どうだったのか。
40代:
気持ち的に落ち込むことがあり、仕事とかできず家にいる時間が長いこともあり、食べて家にいてということしかしていない。思い当たることがいっぱいある。
また、3年前から高血圧の治療を続けている女性にも話を聞いた。
50代:
サービス業だったのでお客様との接客だったり、忙しさと仕事の内容とかで結構疲れとかがあったのかもしれない。

高血圧の原因は加齢や塩分の取り過ぎ、遺伝など様々だが、家庭や仕事、社会的な背景が影響することもあるという。

田園都市高血圧クリニックかなえ・米山喜平院長:
子供が例えば塾に行って受験の面倒を見たりするんだけど、子供は勉強しない。さらに両親の介護が入ってくる。自分のケアができない。そこでかなりいろんなストレスが入ってくる。
今や3人に1人が高血圧と言われる時代。他人事ではない高血圧事情、生活を見直すきっかけにしてほしい。
(「イット!」5月15日放送より)
