反則行為をした人に対し反則金を課す、自転車の青切符制度の導入についてです。
1カ月ほどが経ち、ルールの認知や運転マナーは上がったのか取材しました。

自転車のマナー向上のため先月1日から始まった「青切符制度」。
自転車の交通違反に反則金を課すもので、対象年齢は16歳以上と高校生も含まれます。
ながらスマホやイヤホンの着用などあわせて113の違反項目があります。

14日朝の広島市内の様子を見てみると…
並走する学生、信号無視、ながらスマホ。

中には、警察から指導警告を受ける人の姿もありました。
利用者にルールは浸透しているのでしょうか。

【利用者は】
「覚えられない。逆走したらいけないのと話しかけられたときに聞こえるくらいのヘッドフォンとか…みたいなのは覚えていたが、わかんないすよね」
「(反則行為の中に)『え?』みたいなものもあるからそこがあいまい」
「交番に行ってここの信号はどうなのと確認しに行ったことがある」

県警によりますと、4月1日から30日までで青切符による検挙数は61件あり、そのうち「ながらスマホ」は41件だったということです。

また、検挙者のおよそ6割が20代以下の若年層でした。

自転車の利用者が多い広島市内の高校では、青切符導入に合わせてある動きがありました。

【向井記者】
「ヘルメットの着用は努力義務とされていますが、こちらの学校では4月から校則に加わりました」

広島市立美鈴が丘高校は、全校生徒667人のうちおよそ7割が自転車の利用者です。
去年、生徒の自転車事故が倍増したほか搬送事案も発生したことから、ヘルメット着用を校則に盛り込むことに決めました。
県内のヘルメット着用率は10%あまりと低い中、広島市立の高校としては初めての試みです。

【生徒は】
「はじめの方は(ヘルメットを)つけたくない気持ちがあったが、みんながつけているのを見てやっぱりつけている方が安全に登校できるなと。みんながつけているから自分もつけやすい」

「普段どこかに行くときはヘルメットをかぶっていなかったので、高校に進学してより意識するようになりました」

美鈴が丘高校の生徒が関係する自転車事故の発生は先月1件で、去年の同じ時期と比べ6件減ったということです。

【広島市立美鈴が丘高校・青田崇正 生徒指導主事】
「最初は抵抗もあったと思うが、多くの生徒が着用して通学してくれている。(着用率)100%まで持っていけたらと思っている。本校の取り組みが市内県内に広がっていって高校生の中でヘルメットを付けることが当たり前になっていけば子どもたちの安全を守ることにもつながりますし、ヘルメットを付けやすい空気になる」

学校独自の取り組みで交通安全への意識が高まりつつある中、県警は今後も交通ルールの周知徹底に向け取り締まりを続ける方針です。

テレビ新広島
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