宮城県石巻市の丸信水産(株)が、5月13日までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。

帝国データバンクによると、丸信水産は1907年(明治40年)創業の生鮮魚介卸売業者。

石巻市などの近隣魚市場のカツオや銀ザケのほか、宮城県外で水揚げされた秋サケやタラなどを仲買業者から仕入れ、出荷していた。
営業エリアは関西地方までにおよび、2006年5月期には年間売上高約22億4900万円を計上していた。

2008年には石巻市内に工場を取得し、サケやタラなどの一次加工も手掛けていた。

しかし、気候変動などによる水揚げ量の減少や海外での需要増加をうけ、扱う魚種の価格が高騰。その一方で、国内での需要が低迷し、事業環境が悪化していた。

さらに、東日本大震災の津波で本店と工場が全壊。2011年4月に移転して事業を再開するも、原発事故に伴う風評被害や近海での不漁のあおりをうけ、赤字を散発していた。

3億円を超える債務超過に陥り、資金繰りがひっ迫したことから、事業の継続を断念した。

負債は債権者約30人に対し約6億円。

仙台放送
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