ポテトチップスの袋が白黒になったり、パスタを束ねるテープが無地になったり、もやしや油揚げの袋のデザインがシンプルになったり。
これらにとどまらず、中東情勢の影響は夏のレジャーにも広がりつつあります。

青い海に青い空、そして、真っ白な砂浜。
夏のレジャー的スポット“ビーチ”。

そこでのマストアイテムといえばビーチサンダルです。

「イット!」は13日、東京・江戸川区にあるビーチサンダルの老舗メーカー「TSUKUMO」を取材しました。

株式会社TSUKUMO・中島広行代表:
通販用の倉庫。注文がきてから全て組み立てるような形。

子供向けの15cmから大人向けの32cmまで、合わせて16サイズを用意。
さらに、本体の部分と鼻緒の色がそれぞれ10種類あり、好きな組み合わせを選んで注文することができます。ところが…。

株式会社TSUKUMO・中島広行代表:
すでに4月の中ごろから、次回の納品がいつになるか分からなくなるかもしれないとか、この先続くと、夏のシーズン前にビーチサンダルが作れなくなるかもというところまで今きてる。

ビーチサンダルの主な材料となるのが、石油由来のナフサから作られる合成ゴム。
その入荷が今、中東情勢の影響を受け、遅れ始めているといいます。

株式会社TSUKUMO・中島広行代表:
直近だと(原料が)1割~2割値上げ。各社6月からは、このままだと値上げという回答はいただいている。この先も同じような状況が続くのであれば、もしかしたら5割(値上げ)とか。

ビーチサンダルは“気軽に履けるもの”というイメージがあることから、価格への転嫁は難しいといいます。

また、毎年発売していた新商品も2026年は断念せざるを得ませんでした。

株式会社TSUKUMO・中島広行代表:
次回入ってくるのが下手をしたら8月になってしまうと言われまして。8月に商品を世に打ち出しても秋になってしまうので、今年は無理かな…。

加えて、夏のリゾートで欠かせないアイテムの1つ、“レジャーシート”もピンチに陥っていました。

国産ブルーシートの国内シェア・ナンバーワン企業「萩原工業」では、レジャーシートも手掛けていて、現在は“くすみカラー”のレジャーシートが若者に人気となっています。

萩原工業 経営企画室・吉田淳一さん:
弊社の製品の大半がプラスチック製で、ナフサ由来のものになるので、供給が不安定になっている。

レジャーシートやブルーシートも石油由来のナフサから作られているため、中東情勢の影響から、値上がりが続いているといいます。

萩原工業 経営企画室・吉田淳一さん:
今回の原料価格の上昇は想定外のこと。今15%とか、それを上回るレベルの値上げをお客さまにお願いしている。

やむを得ず5月1日から商品を値上げ。
さらに、今後に向けても不安があるといいます。

萩原工業 経営企画室・吉田淳一さん:
これから台風とか水害の季節になってくるので、ブルーシートとか土のう袋も作っているが、(材料)調達の担当者も日々頑張って走り回っている。