岩手県釜石市を本拠地とするラグビーのクラブチーム・日本製鉄釜石シーウェイブス。41年にわたりチームを支えてきた秋田県潟上市出身のゼネラルマネージャー・桜庭吉彦さんが5月末で退任することになり、支えてくれたファンに感謝を伝えました。
山林火災の影響で、釜石市ではなく北上市での開催となった9日のシーズン最終戦。雨の中、集まったファンを感謝の気持ちで出迎える男性がいました。
潟上市出身でチームのゼネラルマネージャーの桜庭吉彦さんです。
秋田工業高校時代、花園で全国制覇を達成。高校卒業後は「新日鉄釜石」、現在の「日本製鉄」に入社し、長身のロックとして活躍しました。
そして、入社の翌年には日本代表にも選ばれ、ワールドカップに3度出場しました。
現役を退いた後、ヘッドコーチやゼネラルマネージャーとして「釜石一筋」に41年間の長きに渡りチームの強化に尽力してきました。
しかし「チームのさらなる活性化を図る」として、今シーズン限りでの退任を決断しました。
日本製鉄釜石シーウェイブス・桜庭吉彦GM:
「最も印象に残っていることは、2011年の東日本大震災で大きな被害を受け、その後ラグビーを中心に地域が結束し、2019年のラグビーワールドカップが釜石で開催できた。そこに現在のホームスタジアム・釜石鵜住居復興スタジアムができて、公式戦ができていること」
9日の最終戦は、前半から相手に4本のトライを奪われる厳しい展開に。
後半にトライを1本返した釜石ですが、結果は31対10で大敗。今シーズンを8チーム中7位で終えました。
試合後、桜庭GMはファンに向けてこみ上げる思いを伝えました。
桜庭吉彦GM:
「苦しい場面・つらい場面があったが、皆さんの声援が勇気になった。皆さんがいたからこそ長く続けてこられた。本当に皆さんには感謝の言葉しかない。ありがとうございました」
ファンは「退任はすごくショック。桜庭GMはいつも温かく笑顔で気さくに接してくれて、話しかけてもらってうれしかった。残念な気持ちでいっぱいだが、感謝の気持ちを伝えにきた」と話していました。
退任後については未定ですが、古里・秋田のラグビーの発展に貢献したいと話します。
桜庭吉彦GM:
「秋田・潟上市出身というのは強く思っているので、何かできることがあればお手伝いしたい」