中東情勢を受けた食品の値上げが相次いでいます。
この件について、国会記者会館からフジテレビ経済部・砂川萌々菜記者とお伝えします。

ポイントは「納豆の値上げ なぜ相次ぐ?」「ナフサ高騰 食卓に影響は?」この2つについて聞いていきます。

山﨑夕貴キャスター:
まずは1つ目のポイントです。食品の値上げが相次ぐ中、なぜ納豆で値上げが相次いでいるんでしょうか。

フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
納豆は、原油高の影響を非常に受けやすい商品の1つだといえます。納豆はトレー容器やフィルムなどの包装材がナフサ由来の石油関連製品で占められているケースが多いうえに、納豆そのものや付いているタレなどの原料になる大豆も原油高で植物油が値上がりしている影響で価格が上昇しています。関係者は、もはや企業努力で吸収できる範囲を超えているとの認識を示しています。

山﨑夕貴キャスター:
ただ、ナフサを使った石油化学製品については、高市総理が年明けまで供給できる見込みだとしています。供給量は確保できているのに、なぜナフサの高騰が続いているのでしょうか。

フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
高市総理はナフサを使った石油化学製品の国内供給について、年を越えて継続できるようになったと説明していますが、供給を巡る不安が解消されない中、ナフサ由来の商品の在庫を積み増しておこうという動きが流通の目詰まりにつながり、不足感が高まっているとの指摘があります。さらにアメリカとイランの戦闘終結に向けた協議がなかなか進展しない中、高騰している原油そのものの価格水準が下がらず、ナフサの高止まりの収束が見えなくなっている側面もあります。

山﨑夕貴キャスター:
一部でナフサの供給不安が起きている可能性があるということですね。続いて2つ目のポイントです。ナフサの高騰は今後、私たちの食卓にどこまで影響が広がってくるんでしょうか。

フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
ナフサの高騰をめぐっては、納豆以外でもパンなどで包装材価格などの上昇が反映して値上げに踏み切る動きが出始めています。原油高がどれくらい続けば主力事業に影響が出るかを聞いた調査では、食品企業などの24.6%が原油高は「3カ月が限度」と回答していて、合わせて56%を超える企業が「持って半年」という認識を示しています。実際、決算会見では大手ハムメーカーからも「このままいけばどこかのタイミングで実施せざるを得ない」という声が上がっています。夏ごろ以降、調味料や冷凍食品、菓子などに値上げの波が段階的に広がっていく可能性が出ています。値上げのタイミングを見据えながら、家計の消費をどうしていくのか考える必要が出てくる局面がくるかもしれません。