秋田県潟上市の職員の男が、市発注の公共工事の入札に関する情報を業者に伝え落札させたとする官製談合事件で、8日の朝、男の身柄が秋田地方検察庁に送られました。また、事件を巡り、警察は7日の夜に潟上市役所で家宅捜索を行いました。
伊藤晴子記者:
「時刻は午前9時15分です。いま、菅原容疑者を乗せたとみられる車が、秋田中央警察署を出発します」
秋田地検に身柄を送られたのは、潟上市教育総務課長の菅原摂容疑者(55)です。
菅原容疑者は、潟上市都市建設課の課長だった2025年3月に、市が発注した鞍掛沼(くらかけぬま)公園多目的広場の夜間照明灯改修工事の入札で、電気工事会社・深沢電装の社長らに最低制限価格を伝え、落札させた疑いが持たれています。
また、落札した深沢電装の社長深沢公一容疑者(54)、専務の鈴木公一容疑(68)が、逮捕・送検されています。
今回の入札には4社が参加し、深沢電装昭和営業所は最低制限価格を8000円上回る1億2490万円で落札しましたが、ほかの2社は制限価格を下回り失格となったほか、残り1社は272万円上回っていました。
太田碧記者:
「午後6時過ぎ段ボールなどを持った捜査員が、潟上市役所に入っていきます。これから家宅捜索が行われます」
警察は7日夜、潟上市役所に家宅捜索に入り、事件の関係書類などを押収したとみられます。
警察は、3者の関係や落札の経緯など慎重に調べを進めています。