北朝鮮拉致被害者の蓮池薫さんが先月、福山市でTSSの単独インタビューに応じ、拉致問題を広く知ってほしいと呼びかけました。
【北朝鮮拉致被害者・蓮池 薫さん(68)】
「国民の世論は依然として冷めていない。諦めてないっていうところをメディアを通して北に伝えたい」
北朝鮮拉致問題の解決に向けてゆるぎない思いを語るのは、拉致被害者の蓮池薫さんです。
蓮池さんは1978年、当時交際中だった妻の祐木子さんとともに地元・新潟県の海岸で突然工作員に拉致されました。
24年もの間北朝鮮での暮らしを強いられ、2002年に自身と祐木子さんを含む5人が帰国しました。
一方で日本政府が拉致被害者と認定した残る12人について、北朝鮮は死亡もしくは入国していないと主張しています。
蓮池さんは高市政権に期待を示しながらも解決には期限があると焦燥感をにじませます。
【蓮池 薫さん】
「未帰国の被害者の親は1人(横田)早紀江さんだけになってしまって、90歳を迎えた。結果でしか我々はもう評価しないっていうか評価できないような、今まで長い年月が過ぎ去りました」
被害者の一人、横田めぐみさんがかつて広島市で暮らしていたことから市内では、支援団体がめぐみさんに関する映画の上映会を積極的に開催しています。
蓮池さんも、広島では拉致問題への関心の高さを感じているといいます。
【蓮池 薫さん】
「(広島には)核になるような所の一つにぜひなってほしい」
今は新潟県の大学で教鞭を取りながら講演会を続ける蓮池さん。
全員の帰国という悲願を果たすため、当時のことを知らない若い世代へも思いをつないでいます。
【蓮池 薫さん】
「多くの人に今の状況を知っていただいて力貸していただければなという思いは非常に強いです」