能楽が盛んな佐渡市では5日、今年最初の薪能が行われ、訪れた観光客が心ゆくまで幽玄な世界に酔いしれていました。
かがり火が灯った佐渡市両津地区の椎崎諏訪神社。
5日午後7時半、照らされた明かりで浮かび上がった能舞台で「天領佐渡両津薪能」が始まりました。
今回の演目は若くして亡くなった女性の情熱的な恋心を描いた「半蔀」。
はかない恋と短い生涯への哀れみの想いを動きを抑えた舞で表現しています。
春の宵に厳かな謡と清らかな笛や小太鼓の音色が静かに響き渡り、訪れた155人の観光客は心ゆくまで幽玄な世界に酔いしれていました。
【埼玉県から訪れた人は】
「能って退屈なものだと思っていた。今まであんまり感動したことが無かったけど今回は夕顔の悲しさが伝わってきた。とてもよかった、感動した」
【大阪から訪れた人は】
「上着を忘れて寒くて凍えそうだったのを忘れた。すばらしかった」
【埼玉から訪れた人は】
「能の幽玄な雰囲気がすばらしかった」
佐渡市では今年も多くの薪能が披露されます。