秋田県内で2026年に入って初めてのクマによる人身被害が発生しました。

5日、由利本荘市で田んぼの見回りをしていた40代男性が、クマに襲われけがをしました。男性は顔や腕などを引っかかれて病院に運ばれましたが、意識はあり、会話ができる状態だということです。

伊藤晴子記者:
「私の後ろに見える田んぼで、男性がクマに襲われたとみられています。田んぼのすぐ先の高台には小学校があります」

警察によりますと、5日午前8時15分ごろ、由利本荘市東由利法内で田んぼの見回りをしていた男性が、成獣とみられる体長約1メートルのクマ1頭に襲われました。

襲われたのは、由利本荘市東由利蔵の農家の男性(48)で、顔と右腕を引っかかれるなどのけがをしましたが、車に乗って自力で逃げ出し、近くの店にいた人を通じて消防に通報しました。

被害者が逃げ込んだ店舗の人:
「被害者が『救急車呼んでください』と言うので電話をした。頭から血を流して背中をやられていた。やっぱり山の中だから、こういうことがあるんだなとびっくりした」

男性はドクターヘリで秋田市内の病院に運ばれましたが、意識はあり、会話ができる状態だということです。

現場は田んぼが広がる山あいの集落の一角で、近くには東由利小学校があります。

県内でクマによる人身被害が確認されたのは、2026年に入って初めてです。

2025年に県内で初めてクマの人身被害が確認されたのは5月18日で、冬にかけて4人が亡くなり、63人がけがをしました。

また、県内では4月以降、前年の同じ時期の約4倍に上るクマの目撃情報が寄せられていて、県は県内全域に「ツキノワグマ出没警報」を出して警戒を呼びかけています。

由利本荘市は、午後2時ごろに現場近くに箱わな1基を設置したということです。

周辺には小学校があり、田んぼが広がっていてこれから農繁期を迎えます。クマによる被害をどう防ぐか、対策を検討する必要があります。

秋田テレビ
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