「こどもの日」の5月5日、福井県内でも子供が主役の伝統行事が各地で行われました。
福井市内の山間にある福井市栃泉町では、約750年前から続く花山行事が行われ、子供たちの元気のいい掛け声が響きました。
「はなやーま、ごーんげん」
青空の下、白い法被に身を包んだ子供たちがツツジを手に町内を練り歩きました。
子供の健やかな成長や五穀豊穣を祈り、毎年「こどもの日」に合わせて行われる伝統行事で、県の無形民俗文化財に指定されています。
スタート地点の登知為神社を出発し、ツツジの花で飾り付けた槍に見立てた竹「花山」を手に、町内の約2キロを巡ります。
少子化の影響で、参加者は過去最も少ない32人となりました。このうち町内の子供は17人で、人数を確保するため数年前から隣町にも参加を呼びかけています。
地元の人は「だんだんと子供が少なくなり本当に寂しい。ピーク時に比べると半分以下。今後は福井市中に広めてたくさん参加し、来てもらう、見てもらう行事にしていきたい」と話します。
町内を一周した子供たちはスタート地点の神社に戻り、「花山」を地面にたたきつけて壊した後、紐などをご神木に投げて引っ掛け、願いを込めていました。
参加した子供たちは「暑かったけど歩くところが楽しかった」「列がぐちゃぐちゃになって大変だったけど最後までしっかりできてよかった。大人になっても花山行事は続いてほしい」と話していました。