全国的に春の嵐となった1日、東京都心では2026年一番の大雨を記録しました。
まもなくやって来る台風シーズンを前に、水害から建物を守る備えを取材しました。
関東では1日、各地で冠水や倒木の被害が出るほどの激しい雨となりました。
2025年9月には東京・品川区の立会川が記録的な大雨で氾濫し、付近の商店街が浸水するなど、甚大な被害をもたらしました。
水害による建物への深刻な被害が相次ぐ中、浸水対策として注目されているのが、「止水板」です。
止水板は今まで浸水対策の主流だった「土のう」に比べ、軽量で扱いやすく、手軽に水を防ぐことができます。
この止水板は折りたたみ式で、壁との間に止水材を挟み、広げてから金具を引き上げて固定します。
古河電気工業株式会社・矢野正三執行役員:
土のうは持ち運びに非常に時間がかかる。耐久性がない。1回使って破れたりすると、新しいものに入れ替えなければならない。(止水板は)何回でも繰り返し使える。一般に今ある止水板は、折りたたみができない構造になっている。これは折りたたみができて、省スペースのところでも収納できる。
金融機関や病院など、比較的女性が多い職場でも、女性だけで簡単に設置できるという声があったそうです。
警視庁災害対策課が公式Xで紹介しているのが、簡単に作ることができる「水のう」。
用意するものはブルーシート、段ボール、ポリ袋、粘着テープ。
まずはブルーシートの上で段ボールを組み立てて、次に袋が破れないように、ポリ袋を2重にして水を入れます。
できた水の袋を段ボールの中に入れ、粘着テープでしっかり留めておきます。
これを3つ作ります。
実際に水を流してみたところ、しっかりとせき止めることができました。
止水板や水のうなど、突然の水害への備えで、人も建物も守ることができるのです。