2025年、新潟県五泉市の中学校で当時3年の生徒が下級生2人に理科の実験で使った水酸化ナトリウムを食べさせて2人が口の中をやけどするなどした問題で、市教育委員会はこの行為を“いじめ”と認定する第三者委員会の調査結果を公表した。

■水酸化ナトリウムを食べさせる

この問題は2025年4月17日、五泉市の中学校で当時3年の生徒が理科の実験で使用した水酸化ナトリウムを紙に包んで下級生2人にお菓子と偽って食べさせた。2人はすぐに吐き出したが、帰宅後に受診した医療機関で口の中をやけどしていると診断された。

五泉市教育委員会は、この行為を“いじめ”と認定する第三者調査委員会の調査結果を公表した。

また、報告書では、学校側が加害生徒に対し、長期にわたり別室登校させたことについて「明確な根拠を提示せずに実施したことは、許容されるものではない」などと提言。

市教育委員会は「市内の小中学校に情報を共有し、未然防止に取り組んでいく」とコメントしている。

■「目の失明につながる可能性も」

理科の実験で一般的に使用される水酸化ナトリウム。

長岡技術科学大学・大学院の斎藤秀俊教授は「強アルカリは皮膚を溶かす性質がある。特に水酸化ナトリウムは水を吸いやすい薬品。水を吸って少しヌルヌル状態になった感じで皮膚に触ると、皮膚がだんだん溶かされていく。水酸化ナトリウムが間違って目に入ってしまったといったような場合には、目の失明につながるような、そういった腐食が起こる可能性がある」とその危険性を指摘する。

薬品庫に鍵をかける、出し入れの記録を取るなど厳格な管理が求められる。

NST新潟総合テレビ
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