5月に入り本格的な田植えのシーズンとなりますが、宮城県大崎市の酒造会社は、日本酒の原料となるコメの田植えを5月1日、始めました。
田植えを始めたのは、大崎市松山の酒造会社一ノ蔵で、1日は雨の中、15センチほどに生育した早生品種「やまのしずく」の苗を田植え機で植え付けていきました。
「やまのしずく」は食用の品種ですが、酒造りで「もろみ」に使うとコメが溶けやすく、発酵の管理がしやすいといった特長があるということです。
今年も例年並みの3トンの収穫を見込んでいますが、一ノ蔵が自社で生産するコメは、年間に必要な量の1割ほどで、原料米の多くは市場から仕入れています。
そうしたなかで、おととしから去年にかけてコメの仕入れ価格が上がったため、商品の小売り価格を上げざるを得なかったといい、今年のコメの価格動向に気をもんでいます。
一ノ蔵 鈴木整社長
「米価が、酒造りが維持できなくなる価格でも困りますので、そのバランスの取れた米価になることを本当に心から願うところです」
収穫は9月初めで、その月に始まる新酒の仕込みで使うということです。