妻の遺体を損壊した疑いで旭山動物園職員の33歳の男が逮捕された事件。
取材の中で、動物園での男の働きぶりなど素顔が見えてきました。

開園前から長い列ができた旭山動物園。
事件の影響で、予定より2日遅れて5月1日から夏の営業が始まりました。

1日朝の園内の様子を見ると、家族連れなど多くの人が訪れていました。

来園者は「複雑な気持ちですけど、子供は関係ないから、あまり…気にしないで来ました」「(来ることができて)楽しい。(見たいのは)ペンギン」と話しました。

死体損壊の疑いで4月30日に逮捕された旭山動物園の職員・鈴木達也容疑者(33)。

3月31日ごろ、妻の由衣さんの遺体を動物園に運び込み、園内の焼却炉で焼いた疑いが持たれています。

鈴木達也容疑者(2021年・旭山動物園公式YouTubeより):
旭山動物園で両生類・は虫類舎、あとはレッサーパンダと小獣舎を担当しています。鈴木と申します。よろしくお願いします。

これは5年前、旭山動物園の公式YouTubeで動物の生態について説明する鈴木容疑者です。

鈴木達也容疑者(2021年・旭山動物園公式YouTubeより):
ヘビはそもそもまぶたがないんです。なので、寝るときも目を開けたまま寝ます。

鈴木容疑者は2017年の市の広報誌に「管理担当」の職員として紹介されていて、「地味といわれる生き物の存在に目を向けてほしい」などとつづっていました。

鈴木容疑者を知る市の職員は「すごく優しい方で、まさかこんなことを起こすとは思えない。びっくりしましたね。とても良い飼育員というイメージをみな持っていた」と話します。

近所の人は、鈴木容疑者が犬の散歩をする様子を毎日のように見ていたといいます。

鈴木容疑者宅の近所の人:
(散歩する姿を)ほぼ毎日見ていた。たぶんトイプードル。(Q.いつまで散歩していたか?)3月中旬くらいかなと。(それ以降)見ていない。

鈴木容疑者の妻・由衣さんは、3月下旬から行方が分からなくなっていて、警察が鈴木容疑者の供述に基づき動物園の焼却炉を調べたところ、由衣さんの遺体の一部が見つかったということです。

捜査関係者によりますと、鈴木容疑者は由衣さんの遺体を車で運び込んだとみられています。
さらに鈴木容疑者は、殺害をほのめかす供述もしていて、警察は殺人容疑も視野に捜査を進める方針です。