神奈川県鎌倉市で、現職の市議会議員や歴代議長の名前を金色のプレートで掲示する大きなパネルが設置され、物議を醸している。製作などに400万円近い税金が投入されており、一部の議員からも疑問の声が上がっている。

約387万円の金色パネルが設置

人気観光地の鎌倉市で、物議を醸す事態が起きている。

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市議会の議場前ロビーの壁面に飾られているのは、現職の市議会議員や歴代の議長、副議長の名前プレートが並べられた大きなパネル。議員のネームプレートは、すべて金色だ。

2025年、新たに市議会議長に就任した中澤克之議長の発案で設置が決まったという。

壁面に設置された大きな木目調のパネルは、1枚が約50万円で3つ並んでいる。金色の名前プレートは、1枚1万円で170枚ある。

このパネルの作成費と壁の修繕費を合わせて約387万円かかり、市と議会が負担。つまり税金だ。

鎌倉市民からは「立派そうな議会で立派そうな感じがするんで、別にいいんじゃないかと思う」「え?ちょっとかけすぎじゃないですか?400万円もですか?」という声が上がっている。

必要性訴えるも 議員から疑問の声

なぜ400万円近い費用をかけて、パネルが必要だったのか。

これまで市議会の歴代議長の顔写真は額縁に入れられ、議会内の一室に飾られていた。しかし、鎌倉彫の額縁が約10万円と高額だったため、新たなパネル板の設置案が浮上したという。

ところが、一部の市議会議員から「突然パネルが設置されて私も見たが『なんなのあれ、どういうこと?』と思った。市議が代わったら、その都度作り直すけどお金はどうするの?」などと疑問の声も上がっている。

発案した中澤議長は取材に対し、「議会の歴史を残すことは必要。初期投資はかかるが、プレートで維持費は安くなる」とコメントし、必要性を訴えた。
(「イット!」4月30日放送より)

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