29日夜、富山市の住宅街で40代の女性がクマに襲われ、顔や頭などにケガをしました。出没したのは海に近い地域。女性を襲ったとみられるクマは、30日の昼すぎに「緊急銃猟」によって駆除されました。
リポート:
「富山市森の住宅街です。クマはこちらの用水路から飛び出し、この付近で女性に襲い掛かりました」

29日午後7時40分頃、富山市森の住宅街で40代の女性が犬の散歩をしていたところ、近くの用水路から飛び出してきたクマに襲われました。
女性は顔や頭、首などを引っかかれ、病院に救急搬送されました。命に別状はないということです。
クマに襲われた女性の夫:
「今病院にいる。命に別状はない。早く見つかってほしい。他に被害がないように」
近くの住民:
「北部地区で初めてのケース。すごく怖い」

クマが出たのは岩瀬浜海水浴場から南に1.7キロほどの距離にある住宅街です。近くには小中学校もあります。
県内で今年初めて起きたクマによる人身被害。

一夜明け、30日朝は警察や猟友会、富山市の職員が、ヘリコプターやドローンを使いながら現場近くの空き地や畑、茂みを捜索しました。近くの畑では足跡が見つかるもクマの姿はありません。

そうした中、午前8時45分頃に県警のヘリコプターが近くの藪の中で動物の熱源を感知しました。藪にクマがいるとみて、警戒にあたります。
そして―。
「こちらは富山市役所になります。これより緊急銃猟を行います」
午前11時51分、捕獲体制が整ったとし、富山市長が自治体判断で発砲を可能とする「緊急銃猟」を許可しました。

午後1時前、合わせて12発が発砲され、成獣のクマ1頭が駆除されました。
*富山市猟友会 会長
「クマは木の周り、藪の中にいた。私は4発撃った。追いかけられたときに2発で、一応動きは止めたんですけど」
駆除されたクマは体長150センチのオスで、体重110キロ。推定7歳ということです。

*富山県森林政策課 山口拓志課長
「(ヘリコプターから)サーモグラフィーで熱源があるということで、鉄塔の下あたりとはじめは伺っていましたが、熱源がそこにあるということで緊急銃猟を行った」
(富山テレビ放送)
