三陸沖で発生した地震に伴い、4月20日の岩手県内には津波警報が出され、沿岸には20日夜遅くまで避難指示が続きました。
一夜明けた21日は各地で日常の風景が戻ってきていますが、観光面に影響が出ています。

2026年度に過去最多の30回、県内に寄港するクルーズ船、宮古港にはそのうちの一つ「シルバー・ノヴァ」が21日の午前7時すぎに寄港しました。

本来は市民が大漁旗を掲げたり出店を並べたりして盛大に出迎えるはずが、津波の影響で立ち入り制限の措置が取られ、セレモニーの規模が縮小されました。

アメリカからの乗船客
「(大きな地震は)ニューヨークで経験がなく、とても怖かった」

市によりますと、22日以降のクルーズ船の受け入れは通常通り行うということです。

久慈市の「もぐらんぴあ水族館」は20日は休館日で客はおらず、施設にも大きな被害はありませんでしたが、ゴールデンウィークを前にした後発地震注意情報に職員は複雑な思いを抱いています。

もぐらんぴあ水族館 日當春樹展示飼育部長
「連休に来てほしいという思いもある。連休中にこういう地震がなくてよかった」

釜石市の防災学習施設「いのちをつなぐ未来館」でガイドを務める川崎杏樹さんは、地震が発生した際、来館者の避難誘導にあたり、震災の教訓を伝える立場として備えの重要性を再確認したと話します。

いのちをつなぐ未来館ガイド 川崎杏樹さん
「いつ起きてもおかしくないと、改めて実感したタイミングだった。改めて防災アイテムの確認や備蓄用品の賞味期限の確認とか、そういったところをまたやらなければと思った」

県などのまとめによりますと、今回の地震により県内では80代の男性が転倒して骨折するなど、3人が病院に搬送されています。

また、避難が夜遅くまで及んだことなどを理由に、21日は釜石市の釜石東中学校と鵜住居小学校、宮古市の宮古恵風支援学校の合わせて3校が休校となりました。

岩手めんこいテレビの取材では、沿岸部で30件以上のキャンセルが出た宿泊施設もあるということで、影響の広がりも懸念されます。

岩手めんこいテレビ
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