富山県南砺市が進める2つの市立病院の再編について市議会の特別委員会は、手術と夜間、休日の救急をどちらか1つの病院に集約する一方、外来と入院は、両方の病院で維持する考えをまとめました。市は住民への説明会を開き、理解を求めることにしています。

南砺市は井波地域に南砺市民病院、福光地域に公立南砺中央病院と2つの市立病院を抱え、全国の公立病院で医師や看護師などの人手不足、病院経営の悪化などを背景に機能集約や統合が進む中、再編に向けた議論が進められています。

南砺市は、去年3月、常勤の医師や治療実績が豊富な南砺市民病院に手術と救急を集約し、南砺中央病院は容態が安定した患者を受け入れる方針を示していました。

20に日開かれた南砺市議会の特別委員会では手術と救急をどちらか1つの病院に集約すること、外来と入院は両方の病院で維持することの是非について市側からの説明を交えて協議が行われました。

*委員
「待った無しの状況だからすぐにでも改革の方向性を示していかなければならないというのが市当局の認識それが本当に今なのか」

*南砺市の担当
「医療人材が非常に不足している状況は待った無しその認識に変更は無い。医療人材を1か所に集めて対応していかなければ夜間の手薄になる時間帯の患者に対応できない救急は原則、集約平日の昼間は中央病院にも非常勤の医師がいるので対応できる救急はある」

協議の結果、夜間、休日の救急を1つの病院に集約する一方、外来・入院は両方の病院で維持する方向でまとまりました。

*南砺市議会医療のあり方検討特別委員会 石川弘委員長
「市民も一番知りたいのはどこの病院にということ。市は南砺市民病院に機能集約する方向になっているが議員の中でもいろいろ考えがある。次の委員会で南砺市民病院に手術、救急機能を集約することについて議論を深めていく」

どちらの病院に機能を集約するかを巡っては様々な考え方があり、へき地医療への対応を含め、市は、来月、田中市長が出席する住民説明会を開き、理解を求めることにしています。

富山テレビ
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