20日に三陸沖で発生した最大震度5強の地震で、富山県内では10の市町村で震度1を観測しました。県内での被害はいまのところ確認されていません。
20日午後4時52分ごろ発生した三陸沖を震源とする地震で、青森では最大震度5強を観測し、一時、北海道、青森、岩手に津波警報が出されました。
県内では、富山市、高岡市、魚津市、氷見市など10の市町村で震度1を観測しましたが、いまのところ、人的被害や建物への被害は確認されていません。
県水産漁港課によりますと、地震発生当時、県関係の漁船はサンマ漁船5隻、マグロ漁船1隻が宮城の気仙沼に停泊していたということですが、被害はなく、乗組員の無事を確認しているということです。
気象庁はこの地震の発生により、新たな大規模地震の発生可能性が平常時と比べて相対的に高まっているとして、北海道・三陸沖後発地震注意情報を発表し、警戒を呼びかけいます。
20日の地震について専門家は。
*富山大学 立石良准教授
「東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)とほぼ同じで、プレート境界型の地震だと思う」
富山大学の立石良准教授は、今回の発生メカニズムをプレートが沈み込むことによるものと分析しています。
震源周辺は従来から地震活動が多く、マグニチュード4以上の地震が先月だけで4回ありました。
この地震、富山との関連や影響はあるのでしょうか。
*富山大学 立石良准教授
「距離も離れているし、プレート境界という太平洋側の現象。この地震を受けて、直接的に何かを心配するということは富山県内においてはあまりない」
一方で今後、より大規模な地震があれば、富山でも大きな揺れを観測する可能性があると指摘します。
*富山大学 立石良准教授
「『長周期地震』に関しては遠くまで届く可能性。いくら離れていても巨大地震が起きてしまった場合は、局所的に家屋の倒壊などは起こりうる」
3日前には、隣の長野県を震源とする最大震度5強の地震も発生しました。
立石准教授は、2つの地震が関連している可能性は低いとするものの、活断層が通る富山では同じ規模の地震がいつ起こってもおかしくないとして、改めて備えを呼びかけます。
*富山大学 立石良准教授
「心構えが重要。富山は能登半島地震のときもそうだったが、決して地震が起きないわけではなくて、地震はいつ来るかわからない。規模が大きなものが来る可能性が十分ある。まずは心構えを」