京都で11歳の安達結希さんが行方不明になって3週間ですが、新たな展開がありました。

京都・南丹市の山林で13日夕方、警察官が身元不明の遺体を見つけ、14日も朝からその周辺で鑑識作業などが続いています。

元埼玉県警捜査1課・佐々木成三さんと見ていきます。

発見された子供とみられる遺体に関して、13日までに遺体は濃紺のフリース、ベージュのズボンを着用していたことが分かりました。

そして14日、新たに分かったのが、遺体は「84」というロゴ入りのトレーナーを着用していたということです。

これは安達さんが着ていたものとしても矛盾がないと警察も発表しています。
また、このトレーナーはフリースの中に着ていたことも分かりました。

榎並大二郎キャスター:
特徴的なトレーナーで、特徴は酷似しているという印象もあるわけですが、警察は完全に一致するか確認中ということですが、佐々木さんはどう見ていますか?

元埼玉県警・佐々木成三さん:
身元の特定は着衣の一致で決めるものではないと思います。ただ、1つの情報としては、いなくなった時の服装と酷似している。ただ身元の特定というのは安達さんのDNAとご遺体のDNAが一致するのか。こういった形で身元の特定という形をとると思いますね。

山崎夕貴キャスター:
今、司法解剖も行われているということですが、死亡推定時刻はどういった点から推測していくものなのですか?

元埼玉県警・佐々木成三さん:
情報によっては、ご遺体の損傷が激しいということになると、亡くなった時期はかなりさかのぼり1日~2日前ではないということ。この状況において死亡推定時刻をどこまで特定できるかがポイントですが、やはり司法解剖の中で胃の内容物が何なのかというのはすごいポイントなんです。いなくなった朝に何を食べて、食べた胃の内容物がどれくらい消化されているのか。こういったところからも死亡推定時刻というのはある程度、推定できますので、こういった綿密な司法解剖の結果は重要になると思います。

山崎夕貴キャスター:
結果はいつごろ出るものなのでしょうか?

元埼玉県警・佐々木成三さん:
本来、司法解剖したあとに鑑定書ができるのは数カ月あとなんです。ただ司法解剖時に司法解剖医の先生と警察官がそのご遺体の状況を見て、ある程度予測できる情報というのは警察にあげられてきますので、こういったものを、特定ではなくてあくまでも推測になるんですが、こういった情報を警察は参考にすることになると思います。

発見された遺体の状況についても新たに分かったことがあります。
まず、遺体発見現場は学校から南西に約2kmほど離れた山の中でした。
13日までに分かっていたこととしては、死後相当な時間が経過していること。
また、埋められた状態ではなくあおむけの状態で見つかったこと。
また14日、新たに発表があったのは、遺体に落ち葉などがかかっていないということです。

遠藤玲子キャスター:
佐々木さん、死後相当な時間がたっているにもかかわらず落ち葉がかかっていない。これは矛盾にも感じるんですけれども?

元埼玉県警・佐々木成三さん:
ご遺体の司法解剖の結果もそうですが、着ている着衣の乱れ、汚れ、こういったものもかなり捜査には必要になってきます。となると、現場においてはどれくらい長期間置かれていたのか。こういったものは、ご遺体の損傷状況の他にも、遺体の乱れ、例えば生きている中で土をかんでいるような状況であれば、爪の中に土があるのか。実はこの現場において、生きていたという何か証跡があるのかどうか。こういったのを今日、鑑識が綿密に行っていると。

榎並大二郎キャスター:
今後のポイントを挙げるならば何になるでしょうか?

元埼玉県警・佐々木成三さん:
やはり死因の特定だと思います。身元の特定も早急に行われなければいけませんが、死因と死亡推定時刻の特定が事件捜査の鍵になると思います。