ゲリラ豪雨が近年、激しさを増しています。
観測史上最大レベルの猛烈な雨に見舞われたらどうなってしまうのでしょうか。
体験できる施設を取材しました。

たたきつけるように降る雨の中、人々が歩くのは、防災技術を研究・開発する「防災科学技術研究所」です。

年に一度の一般公開には、体験をしながら防災を学ぼうと、親子連れなど約2200人が参加しました。

ドライアイスとペットボトルを使って竜巻の渦を発生させる実験では、子どもたちも真剣な様子でした。

清涼飲料などを使った火山の噴火の模擬実験に参加した子どもは「ちょっとドキドキしたけど楽しかった。(噴火は)思ったより高く飛んでびっくりした」と話しました。

中でも注目されていたのが、世界最大級の規模と能力を持つという大型降雨実験施設です。

天井のノズルから雨を降らせる仕組みで、参加者は豪雨の中を傘を差し、歩きます。

イット!の記者も参加者と一緒に体験へ。
まずは、一般的に災害が発生しやすくなるとされる1時間に100mmの雨を体験しました。

5年前、北海道南部の木古内町で観測史上最大となる10分間で55.0mmの猛烈な雨が降りました。

今回の一般公開では、その記録的豪雨に匹敵する1時間に300mmの雨も。

たたきつけるような雨が視界を遮り、あっという間に水たまりができました。
長靴の中もぐっしょりです。

体験した人からは「雨粒の重さを肩に感じる感じがあった。あれが前から来たら、顔は痛いだろうなと思った」といった声が聞かれました。

防災科学技術研究所・酒井直樹副研究部門長:
(豪雨などの災害が)急に襲ってきたときに、どこが安全なところか普段から考えておくのが重要。自宅であれば家の2階、近くにある高層の建物のところに行くとか、そういったことを普段から考えておくのが重要だと思う。

体験から学ぶ防災のノウハウ。
本格的な雨のシーズンを前に、改めて災害への備えを考えるきっかけになったようです。