静岡市は、市立の小中学校が保有している児童生徒の個人情報について、保護者の同意を得ずPTAの役員に提供する不適切な取り扱いがあったと発表しました。2024年度から2026年度までに、計20校で確認されたということです。
静岡市によりますと、2024年度から2026年度において、市立小学校15校と市立中学校5校では児童生徒の氏名や住所といった個人情報を保護者の同意を得ずPTAの役員に渡していました。
目的は役員の選出や旗振りの当番決めなどPTA活動に利用するためでしたが、静岡市教育委員会では2024年5月に市立小中学校全校に配布したPTA運営の手引きで、学校が収集した個人情報を保護者の同意なしに提供できないことを明示しています。
ただ、当該の20校においては取り扱いが徹底されておらず、提供された個人情報はすべてあわせて約9200人分に上るということです。
個人情報の不適切な取り扱いは4月1日、保護者から学校に問い合わせがあり、学校が教育委員会に報告したことで発覚し、教育委員会が2日から調査を実施していました。
今回の事案を受け、静岡市教育委員会は改めて市立小中学校全校に保護者の同意なしに個人情報をPTAに提供しないようメールで周知すると共に、不適切な取り扱いをしていた20校の校長に対しては再発防止と個人情報の目的外利用の禁止などについて指導しています。
また、21日に開催される市立小中学校全校の校長が集まる会議で、個人情報保護の徹底を再度指導する方針です。