1965年からおよそ60年続いてきた南極観測船の運用から海上自衛隊が撤退することがわかりました。
関係者によりますと、現在の砕氷船「しらせ」が退役する2034年度以降、海上自衛隊は南極観測船の運用から離れ船やヘリコプターの運用は民間組織が担う方向で調整が進んでいるということです。
ただ、南極海域の航海には高度な経験が必要なため、当面の間自衛官が乗船しサポートします。
見直しの背景には、海上自衛隊の定員割れによる人員不足に加え、日本周辺の安全保障環境の変化などで任務量が増えていることがあり、人員を南極観測に割き続けることが難しくなっているとみられます。
16日に開かれる南極輸送計画の小委員会で自衛隊側から正式に撤退の意向が示される見通しです。