木原官房長官は8日午後の記者会見で、北朝鮮が午後2時台に弾道ミサイルを発射したことについて「断じて容認できない」とし、北朝鮮に対し厳重に抗議したことを明らかにした。
木原長官によると、北朝鮮は8日午後2時23分頃、北朝鮮東岸付近から少なくとも1発の弾道ミサイルを東方向に向けて発射した。ミサイルは最高高度約60キロメートル程度で、約700キロメートルを超えて飛翔し、日本のEEZ(排他的経済水域)の外側の日本海上に落下したと推定されている。また、このミサイルは変速軌道で飛翔した可能性があるという。
木原長官は、「現時点において、付近を航行する航空機や船舶の被害に関する報告は接していない」とした上で、「これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も、含め一連の北朝鮮の行動は、我が国・地域および、国際社会の平和と安全を脅かすものであり断じて容認はできない」と述べた。
さらに「このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反し、国民の安全に関わる重大な問題だ。今回の発射については我が国として、北朝鮮に対し北京の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難した」と明らかにし、「政府としては、引き続き米国や韓国等とも緊密に連携しながら、必要な情報の収集、分析に努めるとともに警戒監視に全力を挙げていく」と強調した。
発射を受けて高市総理大臣は、情報収集・分析に全力を挙げ国民に対して迅速・的確な情報提供を行うこと、航空機・船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え万全の態勢をとることの3点を指示した。