新社会人の皆さんが抱える期待と不安…会社でのコミュニケーションにも変化が生じているようだ。

新社会人の不安

4月1日、福島県郡山市では中小企業の合同入社式が行われ、9社・19人の新社会人が出席した。
そこで、参加者にアンケートを実施。「仕事の内容」「人間関係」「生活リズム」「社会人マナー」のうち、最も不安なことを訪ねると、およそ半数が「仕事の内容」と回答した。(※仕事内容:9人・人間関係:5人・生活リズム:3人・マナー:2人)

アンケート結果 合同入社式の出席者19人を調査
アンケート結果 合同入社式の出席者19人を調査
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仕事内容に不安を感じると答えた看護関係の新社会人は「一応大学で4年間勉強してきたけど、ちゃんとは患者と接したことはないので、できるかが不安」と話す。

次いで多かったのが『人間関係』に対する不安。営業関係の新社会人は「今はハラスメントとかは無いとは思うけど、いざこざとかトラブルがないように頑張りたい」と話す。また建設関係の仕事に就いた新社会人は「口下手な所もあるので、毎日大きな挨拶とか笑顔とかちゃんと徹底していきたい」と話した。
新社会人の皆さんが気にする仕事での人間関係。コミュニケーションのためのツールにも変化が生じていた。

電話が苦手!?

「電話越しの相手に対する不安と、もう一方で職場の中で自分が喋っていることを聞かれているという緊張感と言うのも同時にある可能性がある」と話すのは、郡山メンタルサポートの冨森崇(とみもりたかし)さん。

臨床心理士でもある冨森さんが指摘するのは、近年、若者の間に広がる「電話恐怖症」。電話をかけたり受けたりするときに不安を感じ動悸や震えなどの症状が現れることもあるという。

若者に広がる「電話恐怖症」
若者に広がる「電話恐怖症」

自宅に固定電話がなく。メールやSNSが主なコミュニケーション手段となるなか、「その場ですぐに返事をしなければならない」という抵抗があるという。
先輩社会人からは「電話はコミュニケーションに必要。今メールに逃げて済まそうと思う」「営業やっている人とか、注文受けている人とかは問題だと思います」との声も聞かれた。

電話恐怖症 克服のコツ

業務によっては避けられない電話。
冨森さんによると、『電話恐怖症』克服のコツは、会社の内線電話の応対などから成功体験を積み上げて自信を持つこと。
自分から電話をするときには、確認事項を事前にリストアップすると焦りも緩和されるという。

郡山メンタルサポート・臨床心理士の冨森崇さん
郡山メンタルサポート・臨床心理士の冨森崇さん

「その人にとっては不安だけど、他の人からしたら大したことはないということは起きる可能性がある。世の中の理解がいっぱいあってくれると、それはもちろん一番いいなと思う」と冨森さんは語る。

新社会人とそれを受け入れる先輩、お互いの立場に寄り添う気持ちも必要なのかもしれない。
(福島テレビ)

福島テレビ
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