明治から令和まで150年もの間、地域の子供たちを守り育ててきた長崎市内の小学校が、その長い歴史に幕を下ろした。多くの卒業生などが見守る中、校舎に鍵をかける「施錠式」が行われた。
思い出話に花が咲く
「施錠式」にあわせ、長崎市立手熊小学校には次々と卒業生が訪れた。

重村英孝さん(54)は「43年ぶりに手熊小が閉まると聞いてひょっこり来て、見てるんですけど、寂しいな」と、しみじみ語った。

校舎のあちらこちらで思い出話に花が咲いた。川勝貞敏さん(74)はこの校舎の1回目の卒業生だ。「最初の卒業生で最後をみとれるってこんな幸せなことはないな」と語った。

教室に入って思い出がよみがえったのは尾上誠さん(74)。「壁のここに鉛筆で傷をつけて先生に叱られてね」。今となってはいい思い出なのだろう。
鍵をかける「施錠式」みんなで見守る
手熊小学校は1876年(明治9)に開校し、2025年度、創立150年と閉校が重なった。

この校舎では、1964年(昭和39)の移転後、1776人の児童が学んだ。

児童や卒業生、それに地域の人たち約100人が見守る中、校舎の玄関に鍵がかけられた。

全員で「手熊小、ありがとう!」とあいさつし、拍手や万歳をして、学校との別れを惜しんでいた。
(テレビ長崎)