4月明治時代の郷土の偉人高木兼寛を描いた演劇が上演されます。

医師で東京慈恵会医科大学の創設者でもある高木兼寛は宮崎市高岡町穆佐の出身です。

医療界では「病気を診ずして病人を診よ」という言葉がよく知られています。そして最も大きな功績として知られているのが「脚気」という当時の国民病の患者を減らすために海軍の軍医として、調査を重ねたことです。

その姿を描き東京で好評だった作品が宮崎でも上演されることになりました。

上演されるのは「須く一歩進む」。
2年前に続く再演となった3月18日からの東京公演が好評で今回高木兼寛が生まれ育った宮崎への里帰り公演となりました。

(作・演出 村田裕子さん)
「調べてみるとこんな人が…」
「”高木岬”と南極に岬の名前になっているくらい世界的にも評価されている人がなんでこんなにみんな知らないんだところが私の始めるきっかけでした」

「これは脚気の可能性があります」「脚気!」

舞台は脚気で亡くなる軍人が多かった明治時代。
イギリス留学を経て海軍の軍医となった兼寛は緻密な調査で、脚気の原因は食事のバランスにあるのでは…という説にたどり着き…

「これなんじゃないか。あれ、すごいことに気づいたかもしれない」

これに異を唱える陸軍の軍医森鴎外との医学論争が描かれます。

(作・演出 村田裕子さん)
「脚気自体がビタミンB1不足だというのは高木兼寛先生ご自身は見つけられませんでした」
「途中だったがために 答えがない という大批判を受けるんですが自分が正しいことを信じ、ゆるぎなくたゆまず進み続けてきた意志の強い人だったと思っています」

14人の俳優も一緒になって作り上げたこの芝居。
初代内閣総理大臣・伊藤博文、日本初の女子留学生・大山捨松と歴史上の名だたる人物も登場します。

華やかな衣装、舞台上でのダイナミックな動き、それにコミカルなシーンが見どころで家族で楽しめます。

(作・演出 村田裕子さん)
「皆さんの宮崎の故郷の偉人であるということを 観たいと思うきっかけになればいい とどうしても宮崎で上演したかった理由のひとつ」
「この方の偉業はとても評価されるべきだと思ってしまったところに尽きます」

明治の時代に活躍した郷土の偉人を芝居をとおして知ることができそうです。

高木兼寛は今の宮崎神宮を大きな神殿に建て替えることにも関わったとされています。

公演は4月3日と4日、メディキット県民文化センター演劇ホールで上演されます。
一般の入場料は3000円です。高校生以下は無料となっています。

テレビ宮崎
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