3月、イタリアで開催されたミラノ・コルティナパラリンピック。

世界最高峰の障害者スポーツ大会の公式文化プログラムに、鹿児島からも一人の女性が参加していました。

KTSの編成部に勤務する、社会人1年目の岩川佳士乃さんです。

円滑な放送態勢のくみ上げや広報が主な業務です。

岩川さんは身体障害者3級。

生まれつき右手、左足、そして背中に障害があります。

岩川佳士乃さん
「自分に障害が無かったら、と思うことがたくさんあって、苦しいとか悲しいとかだけでは言い表せない」

実は岩川さん、3月、大きな挑戦に踏み出しました。

ミラノ・コルティナパラリンピック。

世界最高峰の障害者スポーツ大会。

岩川さんはパラリンピックの公式文化プログラムである演奏会への参加を決めたのです。

岩川佳士乃さん
「海外の障害のある人の生活とか社会が(障害者に)どのように協力しているか、知りたくて参加したいと思った」

岩川さんが演奏するのはアフリカの民族楽器とされているカリンバ。

岩川佳士乃さん
「右手が動きにくかったり動かない指があるので、楽器の挑戦はハードルが高かったが、カリンバは親指だけで演奏できるので、私にぴったりの楽器を見つけられた」

「アースピーシーズ」と名付けられたこのイベントは障がいがある人、ない人、プロ、アマチュア問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが世界中から一堂に集まります。

26日、主催者から送られてきた当日の映像を岩川さんに見てもらいました。

岩川佳士乃さん
Q.全体を合わせた練習は何回も繰り返した?
「この日1回で全部合わせる感じ」

メンバーのほとんどが初対面だったそうです。

演奏する楽曲は「歓喜の歌」。

岩川さんのソロパートがやってきました。

岩川佳士乃さん
「温かい目で皆さんが見守っていると演奏中に感じていた」

ステージは約15分。

始めて合わせる演奏でしたが、その音色は観客に響いたようです。

岩川佳士乃さん
「観客も一体になっていると感じると、うれしさもありつつ不思議な感覚になった」
「(他の障害がある人と)たくさん話をして、みんなと関わりを持って社会で暮らしていきたいという人たちがいっぱいいると自分だけではないと感じることができた」

鹿児島テレビ
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